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俺様伝説 vol2

一日執筆休むと感覚狂うものですね…作品のタッチとか可笑しいかもしれません…

今回俺が受けるのは『コブラ族の拠点の壊滅』だ。コブラたちが拠点を作っているらしいので、そこに俺が一人で攻め込む。この「一人で」というのが重要で、歴代の冒険者の中で一人でCランク以上の拠点壊滅依頼を完遂したひとはいないそうだ。…あくまでこの国の中でという話だが。それを俺が一人で完遂してしまったら…俺の大躍進が目に浮かぶぜ…


「さて、俺様伝説の始まりだ!」


これがのちに黒歴史となることを、彼はまだ知らない…


**********


「セピア様、こちらの依頼なんてどうでしょうか?」

「え?でも、すでに誰かが受注済みだけど…」

「セピアさん、そちらの受注者が一人で受けてまして…危険だということで、重ねての受注を可能にしてるんです」

「へぇ…拠点壊滅依頼に一人でか」

「なんか、無謀じゃないですか?」

「実は、最近注目の冒険者でして…ユニークスキルのお陰でかなりの火力が出せるそうなんです」

「そうなんですか…」


なんか、本当に期待の新人って感じだな。僕はこのスキルがバレないようにあまり表舞台に立たないようにしてるんだけど、こうやって新人の頃から注目されるというのもそれはそれで本人に対していい影響を与えてくれるんじゃないかな?


「セピア様、これを受けましょうか」

「そうしようか」

「あ、二人以上で攻略した場合は報酬は山分けになりますので」


ふと、こういうのが初心者への助け舟的な役割を果たしてるのかな?と思った。


**********


「よし、さっさと壊滅させてやる!」


この俺がコブラなんかに負けるわけがない。なんせアイツら動きが鈍いからな、逃げて俺の超強力魔法を叩き込めば勝ちだろう。


「喰らいやがれ!『地獄の開幕(ジ・エンドグレイズ)』」


最近使うことにした特急魔法だ。上級魔法より消費魔力は多いが、まあ俺の魔力量なら魔力切れなんて起こさないだろう。魔導書屋の店員もそう言っていた。


「ほら、どんどんいくぞ!『火の(ファイヤーレイン)』『地獄の開幕(ジ・エンドグレイズ)』」


アランは自分の魔力量を信じ切っている。だから火属性の高ランク魔法をポンポン使っていく。モンスターの拠点は原則木製なので、最初に火属性魔法を使うというのは正しくもあるのだが…


「おいおい、火が強すぎるぞ!」


アランは完全に忘れていたのだ『モンスターの拠点は原則森の奥に生成される』ということを。普通に考えれば森の中で火属性の特級魔法をぶっ放すなんてしない。ただ、アランは前回森が燃えるのも気にせず魔法を使って、その結果特に問題にはならなかったのだ。そのせいで、そんな当たり前の事が頭から抜け落ちていた。


「やばいやばい、急いで逃げない…と」


なんでだ⁉︎なぜ体が動かない⁉︎まさか魔力切れ?いやでも、魔力切れは起こらないはずって店員が…あのクソジジイ俺を騙したのか⁉︎許さない…後でフリューゲル家の権限で廃業に追い込んでやる…

実は魔導書の店員さんは何ひとつ間違ったことは言っていない。魔力量Sであれば無茶苦茶なことしない限り魔力切れなんて起こさないだろう…そう、その無茶苦茶なことの一例が「ポーションを持っていないにも関わらず特級魔法を連発する」ということだ。


「マジで死ぬ⁉︎誰か俺を助けろ!俺は貴族だぞ?」


ここまできてもあくまで今までも態度を崩さないのがアランらしい。


「はぁ…君と関わることは金輪際ないと思ってたんだけど…見積もりが甘かったか?」

「いえ、セピア様の見積もりは完璧だったのでは?問題はこの異端児です」

「そうかもね『氷の大地(アイスフィールド)』」


周囲の炎が、セピアの放った氷属性魔法によって消化されていく。


「お前、まさか…」

「あのさ、助けてあげたんだからお礼ぐらいあってもいいんじゃない?まあアランにそんなものを求めても無駄か」

「そうですね、サクッと壊滅させて報酬を貰っちゃいましょう」

そういえば、この作品では初の「日間1000pv」を達成しました!

みなさま本当にありがとうございます‼︎(ついでにブクマと評価もしてくれるともっと嬉しいです)

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