俺様伝説 vol1
アランにもいい思いをさせてあげないとねぇ(ゲス顔)
あ、後書きに割と大事なお知らせあります。
「アラン、前回の依頼のとき何か問題を起こしたか?」
「いや、特には…」
一つ思い当たることがあるが、あれは問題ではない。アイツらが無能なだけだ、俺は何も悪くない。
「なぜかは知らないが、臨時のパーティーメンバーが集まらないんだ」
「もしかして、あの女が悪い噂でも流してるのか?」
「あの女って誰だ?」
「ああ、金髪の…デレミスとか言ってたような…」
「デレミス⁉︎お前、なんてことをしてくれたんだ!」
「なんだよ急に?」
突然怒り出してどうしたんだこの男。とうとう頭おかしくなったか?
「デレミス嬢は、エラリス嬢と同じく2等貴族家のご令嬢だ!せっかく関係を築けるかもという大事な機会にお前は…」
「それを早く言ってくれよ!そうと知っていれば、俺だってそれなりの対応をした筈だ」
「こんなことにならないように、事前にイルージュ内の上級貴族の顔と名前は一通り覚えておけと言ったに…」
「そういえばそんなこと言ってたな…」
言われたはいいものの、面倒で放置していたのだ。ただ…
「あの女、あの無能を探してたんだ。そんな奴と関わったら、碌なことにならない」
「そうか、あの無能を…いいかアラン、今回は結果的にいい方向に傾いたが、毎回こうなるわけじゃない。近いうちに顔と名前、身分は頭に入れておけ」
「…分かったよ」
このままだと、いずれ貴族社会から消されかねない。今度はしっかりと覚えれおかないと…
「それはそれとして、今日も依頼を受けてもらうぞ」
「なんでだ?流石にスパンが短すぎないか?」
俺の名前を売るためというならもう十分だろう。俺の鬼才っぷりはすでに貴族社会に知れ渡っているだろう。
「これから毎週木曜日を、依頼を受ける日にしようと思う。こうすることで、アランに何かあった時でも(今日は依頼を受けてない)と思われて救出に向かえたり、下手すると優秀な冒険者にスカウトされるかもしれない。アランの冒険者としてもスケジュールをある程度開示しておくことで、物事が有利に進むんだ」
「なるほど…流石だな!」
「おいおい、俺を誰だと思ってる?大した財力も無いのにこの貴族社会を生き残ってきた男だぞ?アランもいずれ、これぐらいの事は出来るようにならないとな」
ジャランドは正真正銘クズだが、悪知恵だけは働く。貴族社会を生き抜くだけの確かな実力が彼にはある。それだけに、余計タチが悪い。同じ貴族からしてみれば大して悪いことはしてないからだ。フリューゲル家の行動が問題視されなかったのも、そのせいだ。
「アラン、今回は一人での依頼となるが…いけるな?」
「フッ、余裕だろ」
お知らせです。
同時進行していた別作品が完結しましたので、しばらくこの作品を月〜金投稿にしようと思っています。
それでは、また明日!




