全面戦争 vol6
100話達成時に書き忘れたので今書いておきます。
100話達成だワーイ!
そして、サトルに連れられて戦場に降り立つことになったんだけど…
「これは酷いな…」
各陣営、連携がとれてなさすぎる。治癒魔術師が治療する順番やタイミングもめちゃくちゃだし、後衛の魔法発動のタイミングもあっていない。全体的に、それぞれがバラバラで行動している、そんな印象を受けた。
「どうやったらこれほどまでに統制が取れていない軍が完成するんだ…」
「統制も何も…僕はそれぞれの意思を尊重してだな…」
「ホント、物は言いようだな」
ハッキリ言って、こんな状況じゃあ魔族側に押し負けていても不思議じゃない。むしろ、こんな状況でここまで持ちこたえたメンバーを労ってやりたいぐらいだ。
「取り敢えず、自分で立ち上がれるレベルの負傷なら治療をやめろ。ポーションでどうとでもなる」
「今、ポーションの数が少なくなってるんだぞ?その状況でポーションを使えば…」
「仕入れればいいだろ?国に支援でもなんでも要求すれば、在庫なんてどうとでもなるだろ」
「そ、それはそうだが…」
その発想がなかった、とでも言いたそうだな。本当に、こんな男に人類の命運を握らせて大丈夫なんだろうか、僕はダメだと思うよ。
「と、とにかく!お前には幹部と会ってもらう必要があるんだ。こっちへ来てくれ」
「今言ったことは、すぐに実行してくれ。いきなり来た僕を信用できないかもしれないけど、少なくともこの勇者よりはまともな言動をしているはずだから」
「は、早く来い!」
早速メンタルボロボロだな…
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「お、ちゃんと連れてきてくれたんだ」
「交わした約束は守る」
「ふーん、じゃあ…用済みだね」
その瞬間、とんでもない量の魔力が放出された。
「っ!『不死鳥の弓』!」
なんとか魔法を発動して、相殺にもっていく。危ない、あと数舜遅れていたらサトルは消し炭になtっていただろう。
「おー、今の反応できるんだ。流石、巷で噂の冒険者だね」
「僕としては、自分から目立った覚えはないんだけどな」
「まあ、それもそっか」
「おい、ふざけるなよ!命は助けてくれるって言ったじゃないか!」
「それは『望んだ人を連れてくるまで』でしょ?はっきり言って、もうあなたは用済みなの」
おうおう、中々魔族らしい言動をしてくるな。
「ユーリ、この人相当強そうだけど…本当に負けたの?」
「私が負けたから、味方になってもらったんじゃない」
「ふーん。まあ、私が仮に負けてもリゼさんがなんとかしてくれるでしょう!じゃあ、始めるよー!」
途端、彼女の魔力量が飛躍的に向上した。そして…
「周囲の魔物が、一斉に人間側に向かってる…?」
「そう。これは本来の効力じゃないんだけどね」
これは非常にまずい。恐らく、今まではテイムされた魔物だけを相手にしていただろうけど、ここに野生の魔物が追加されるとなれば…人間側の半壊は防げないだろう。
〈ハピネス。早速で悪いけど、向かってる魔族の対処をお願いできないかな)
〈了解しました、マスター〉
ハピネスの体を、光が包み込む…
〈では、行ってきます〉
〈うん、無理はしないようにね)
「う、嘘でしょ!?なんで白竜が人間の味方になってるの」
「うーん、成り行き?」
「規格外っていうのは伊達じゃないね…」
うーん、正直無茶苦茶やってるのは魔族だと思うんだけどなぁ…
「セピア君、ちょっといい?」
「どうした?」
「恐らく、リゼはまだ何か手を打ってくる。セピア君の力を信用してないわけじゃないけど…これ以上戦況を悪くしたくない。だから…リゼの対処を、私に任せてくれない?」
「それは勿論いいんだけど…確か、序列ユーリより上じゃなかったっけ?」
「序列5位ね。ただ、序列って単純な戦闘力で決められてるわけじゃないのよ。つまり…」
「ユーリにも十分勝機がある、と?」
「そういうこと」
リゼとやらが何かしてくる可能性は十分にあると言っていい。それをやられる前に潰せるなら…
「じゃあ、ユーリ頼んだよ」
「うん、セピア君も頑張ってね」
そういって、ユーリが去っていく。
「あー、行っちゃった。まあ、リゼさんなら大丈夫でしょう!」
「セピア様、準備はいいですか?」
「ああ、いつでも!」
こうして、僕らと魔王幹部の戦闘が幕を開けた。
お疲れ様です。
是非、100話達成記念にブクマと評価よろしくお願いします()




