表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/133

3.ハリエットの相談

短いです<(_ _)>






 ボクは用意された客室の窓から、王都の街並みを眺めていた。

 夜も更けたというのに、いまだに明かりが煌々と世界を照らしている。

 それはボクの育った場所とは大きく異なっており、改めて自分が違うところにやってきたのだと、そう実感させられた。椅子に腰かけ、瓶の中に入っている水を飲む。

 深呼吸をして、天井を見上げた。


「ボクは……」


 そして漏れたのは、特に意味を持たない言葉。

 強いて言えば自分の存在を確かめるような、そんなものだったのかもしれない。でも一人でそれを考えるのはあまりにも滑稽で、袋小路に飛び込むような行為だ。

 そう思って、頭を振って立ち上がろうとした。

 その時だ。


「――先生。いま、少しだけよろしいですか?」

「ハリエット……?」


 ドアの向こうから、一人の少女の声が聞こえたのは。

 ボクはゆっくりとそちらへ赴き、ドアを開く。するとそこにいたのは、桃色の寝巻を身にまとった勇者の少女だった。

 彼女はどこか思いつめたような顔でうつむいている。

 どうしたのかと小首を傾げていると、意を決したようにハリエットはこう言った。


「先生に、お話しておきたいことがあるのです」


 そっと、小さなその手でこちらの手を握って。

 ふっと、息をついてからこう口にした。



「不思議な、夢を見るのです」――と。



 それはもしかしたら、ボクとハリエットの関係を大きく変えるものだったのかもしれない。彼女の見る夢は、それほどまでに重大なものだった。



 


書籍二巻、好評発売中です!

書き下ろし満載ですので、よろしくです!!


あと、下記のリンクから私の趣味作に飛べますw

もし時間があれば、そちらの応援も!


<(_ _)>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2019/3/4一迅社様より書籍版発売です。 ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=408189970&s 「万年2位が無自覚無双に無双するお話」新作です。こちらも、よろしくお願い致します。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ