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十歳の最強魔導師  作者: 天乃聖樹


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召使い

お陰様で、書籍版の6巻が7月30日に発売されます!

最新刊は、書籍版オリジナル登場人物のテテル回。

テテルの故郷であるナヴィラの里へフェリスたちが向かい、紐なしバンジーなどを楽しみます。

公式ページはこちら(https://herobunko.com/books/hero45/10466/)です。

予約も始まっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 ヴァルプルギスの夜の翌日は誰も起きられないだろうということで、学校はお休み。


 生徒たちはせっかくの休日なので街に繰り出そうと計画していたが、大抵は案の定爆睡していて寮から出られなかった。


 それはフェリスたちも変わらない。ただし一日中フェリスと会えないことに悲しみを覚えたジャネットは、途中で起きてこっそりフェリスとアリシアの部屋で寝ていたりした。

 食堂も人がまばらで、少女たちの寝息だけが寮を満たしていた。


 その翌朝、いつもよりたくさん寝てしまったフェリスが目を覚ますと、ベッドの横に天使が立っていた。


「おはようございます、女王様! お寝坊さんね!」


 天使は朗らかに笑い、大きな翼をファサファサさせている。


「てんごく……? わたし……死んじゃったですか……?」


 まだ頭がぼんやりしているフェリスは、眠い目をこすりながら尋ねた。


「死んでないわ! 女王様だもの!」


「よかったです……。ふぁ……」


 背伸びしてあくびを漏らすフェリス。


「今日は学校はお昼からみたいだけど、そろそろ行かないと遅刻するわ」


「ふぁ!? 早く準備しないとです!」


「だいじょーぶ! わたしが全部準備済ませといたから! 教本も杖も戦闘服もおやつも、しっかり鞄に詰めておいたわ!」


「あ、ありがとうございます……わざわざすみません……」


 天使ライラが得意気に差し出す鞄を、フェリスは恐縮して受け取る。


「いいのよ、わたしは女王様の天使、つまり召使いなのだから! ご主人様のためなら、なんだってやるわ。着替えも手伝ってあげる」


「ひゃ!?」


 天使ライラは半ば強引にフェリスの寝間着を剥ぎ取ろうとする。


 そこへアリシアのストップがかかった。


「えっと、ライラさん……? フェリスのお着替えは、私がやるから大丈夫よ?」


「どうして? あなたは女王様のご友人なんでしょ? 友達が着替えをさせてあげるなんて変だわ」


 ライラはフェリスの寝間着のシャツを頭まで脱がせた状態のまま振り返る。フェリスは前が見えずじたばたしている。


「そ、それはそうかもしれないけど、フェリスのお着替えは私の仕事だって決まっているの!」


 珍しく強く主張するアリシア。


「女王様が決めたの? だったらわたしは従うわ!」


「フェリスが決めたわけじゃないけど……」


「だったらわたしが今日から女王様のお着替え担当ね!」


「…………………………そうね」


 アリシアは軽く頬を膨らませている。


「アリシアさん……?」


 普段とは違うアリシアの様子に、フェリスは小首を傾げた。

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