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コスプレカフェを始めたら学園の三大美女が性癖を曝け出してやって来たんだけども  作者: すずと


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第41話 変態にしかわからない友情のススメ

「ぁ♡ ぁぁ♡ かしゅみに……かしゅみに、見ら……ミラぁぁぁ♡♡」


 ミラーと言いながら絶頂を増している月影さん。まぁ、月影さんと佳純は俺から見たら鏡みたいなもんだよな。同等の変態として。


 しかし、この場において二人の秘密を知っているのは俺だけだ。月影さんは佳純の秘密を知らないし、佳純は月影さんの秘密を知らない。だから月影さんは追い絶頂で悦んでいるし、それを見ている佳純はジト目で俺は見てくる──って、なんで俺のことをそんな目で見てくるんです? 佳純さん。


「かすみ。そんな目で見ても無駄だ。今の状況はなんら危機的状況ではない。俺から言わせれば、アフターヌーンにコーヒーをブレイクしている状況に等しい」


「ぶひっ♡ ここで、ロロック様の名言は……らめぇぇぇ♡♡」


 佳純に放ったセリフが流れ弾みたいに月影さんを撃ち抜き、追い絶頂を果たしておられる。


「……コーヒーをブレイクじゃなくて、彩芽をブレイクしちゃったね☆」


 うまいこと言ってんじゃねーよ。


 しかし、このままじゃまずいな。もう月影さんの秘密を隠すことはできない。だったら最悪の事態を避けるべきだ。


「かすみ。このことを誰かに言えば、お前を殺す」


「ふーん」


 あ、これあかんやつ。ロロックボイスは月影さんにしか通用しない。そりゃ、佳純のツボは芽宮幸四郎だもんね。効きませんよね。


「そっか。知らなかったよー。彩芽が自由くんの雌豚として飼われているなんて」


「や♡ ち、ちがっ♡」


「彩芽ってクールビューティな美少女って感じだと思ってたけど、自由くんに快楽を調教された淫乱奉仕奴隷だったなんて」


「しょ、しょんなこと……いわ、ないで……♡」


 おいおい。俺だってそこまで言ってないぞ。自分のことを棚上げで、仲間にも容赦ねーな、このラスボス変態様。


「ぅぅ……♡ おわった……♡ 私の学園せいかちゅ……無事しゅぅりょぉぉぉ……♡」


 そう言う割に嬉しそうなのはなぜなのか。答えは月影さんがドMだから。つうか、こんな状況でもドMを発動できる月影さん、まじ半端ねぇな、おい。


「なんで終わりなの?」


「しょ、れは…らって……♡ らってぇ♡」


 佳純の奴、ドS発動させてやがる。絶望(悦んでいるように見えるが)している月影さんへ問い詰めている。もうやめて、彼女のライフはもうゼロよ!! 


「ねぇなんで終わりなの?」


 おいおい。本物のラスボス発動させてんじゃんか。その光景はまるでオーバーキルの死体蹴りだぞ。


「うう……♡」


「彩芽で終わりだったら、私の方が終わってるよ?」


「え?」


 そう言いながら佳純がいきなり俺に抱き着いてくる。


「は!? あ、ちょ!?」


 こっちの動揺なんてお構いなしに、「すー」と掃除機みたいに大きく息を吸ってらっしゃる。


「ぷはぁ……♡ くっさぁ♡ 美少女の秘密を一生懸命隠そうとする正統派主人公の匂い、あまあま過ぎて逆に無理ー♡」


「無理なら嗅ぐなっ!!」


「だーめ♡ 臭過ぎて鼻が曲がりそうだけど、やめてあげなーい♡」


 そうやって、何度も何度も俺の匂いを堪能する姿を月影さんは呆気に取られて見ている。


「ど、どう、彩芽♡ 私だって、こんなことしてんだから♡ 彩芽だって素直になれば良いんだよ♡」


 これは佳純なりの気の使い方なのだろう。有紗の時もそうやって自分を曝け出していた。やり方はイカれているが、これによって仲間外れにはならないという証明になるだろう。


「佳純……」


 この流れは、学園の三大美女の友情が深まりそうなフラグ。


 だが、次の瞬間。


「ロロックしゃまが♡ くっそ美少女に♡ 寝取られた♡♡ NTR♡♡ ぶっひぃぃぃん♡♡♡」


 フラグをポキっと折りやがった。


 彼女の中でなにが起こったのか、頭から煙を出して倒れた。あ、鼻血も出してる。体育祭の時もそうだけど、この子、ドMだからすぐ倒れるやん。


「ちょーっと刺激が強かったかな」


 佳純が、やっちまったぜ☆ なんてノリで月影さんを見ている。


「佳純は授業戻りなよ。俺達は今更戻っても意味ないし、月影さんを保健室に連れて行くわ」


 まぁノリで倒れただけだから、すぐに起き上がるだろうけど、鼻血出してるし、保健室くらいは行っておくか。


「……むぅ」


 俺の発言が気に食わないのか、少し頬を膨らませて拗ねたような顔をする佳純が、なんの脈絡もなく抱き着いてくる。


「なっ!? にしてんの!?」


「くんくん──やっぱり……♡ 今日は臭い、よぉ♡」


「やめろ!! 多感な時期に臭いとか言われたら立ち直れないだろうがっ!!」


「ちが♡ うの♡ そうじゃなくてぇ……♡」


 そう言って佳純は離れる。


「自由くんの匂いは好きだけど、他の女の子を庇う匂いはあんまり好きじゃない……」


 ボソリと拗ねた声を出す彼女へ、「え?」と聞き返すと、舌をかわいらしく出してくる。


「なんでもないですよーだ」


 そう言って軽い足取りでその場を去って行ったかと思うと、振り向いてくる。


「ちゃんと彩芽を保健室に連れて行くんだぞ☆」


 なんか学園のアイドルっぽいセルフを残して行くと、今度こそ教室を出て行った。


 人の匂いを勝手の嗅いで、好きじゃないだなんてわがままなラスボス様なこって。


 そんなラスボス様に言われたわけではないが、月影さんを起こして一緒に保健室に向かった。


 国語の授業で保健室に行くという謎行動に保険の先生から国語担当の先生に連絡が行き、俺達は無事、補習が確定した。


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