ここまでのあらすじ＆登場人物紹介

【おはなしのまとめ】

　貴族の子弟を注意したせいで、王都を追放された門番。

　門番は仕事探しの旅をしながら、倭族のサクラノ、エルフのメメナ、獣人のハミィと出会い、王都下水道で復活を果たした魔王を撃破する。

　しかし、自分の強さに気づかない門番は魔王分身体だと勘違い。

　そして仲間たちと共に、真の魔王（撃破済み）を探す旅にでる。

　道中、三邪王に囚われていた悪魔族スル＝スメラギに出会う。

　門番は三邪王をどすけべの魔性と勘違いしたまま撃破する。そうして冒険の旅をつづけるのであった。

【登場人物紹介】

　〇門番（本名ダン＝リューゲル）

　真面目で責任感が強い、モブすぎる兵士。

　天然アホなのと【女神の祝福】のせいで、自分が強いとわからずに無自覚にボケる。本人は常識的な人間だと思っている様子。下っ端兵士として王都で数年働いていたので、感性は小市民的。比較的大人の考え方をします。

　PT内役割は進行ボケ役。

　ド田舎出身で世間の常識にちょっと疎いところがあります。

　・【女神の祝福】って？

　力の覚醒。

　そして目立たないように認識阻害が働く、女神の祝福。

　門番が活躍しても、顔や名前をなかなか憶えてもらえません。

　ただ、彼に悪意と善意をもって接すれば初対面でもわりと認識できます。

　いつか目覚めるであろう魔王の追撃を避けるため、先代勇者の願いにより、女神たちが血に刻みこんだもの。祝福があまりにも強すぎたせいで、門番本人にも影響がでています。

　そのため、己の強さを正しく認識できません。

　それ以前に門番があんぽんたんだから、なのもあります。

　門番が活躍しても強い繋がりがなければ、みんなの記憶から消えていきます。

　〇狡噛(こうがみ)サクラノ

　狂犬。血気盛んな女の子。わんこ。駄犬。

　倭族の中でもとびきり武闘派の狡噛流末席。強者を求める。上下関係はハッキリさせがちで、尊敬する相手にはよく懐きます。心を許した仲間内のみ、ちょっと生意気な年相応の女の子に。

　PT内役割は暴走役。

　一度身内判定すると、甘くなる子です。

　稀血。強者と強者を交わせつづけた一族。

　血に酔うと目が赤くなります。

　ハミィとは仲のよいお友だち。

　〇メメナ＝ビビット

　合法のじゃロリエルフ（一児の母です）。

　一歩下がった距離からみんなを見守るお母さん。理知的ですが、根は好奇心旺盛の悪戯大好きっ子。寂しがり屋なので、みんなをたまーにからかったりもします。子供と大人をうまく使い分けます。

　PT内役割はバランサー役。

　魔素生命体。モンスター寄りの存在です。

　幼い頃に魔素を使いすぎて成長が止まりました。

　〇ハミィ＝ガイロード

　爆乳メカクレ低身長牛柄ビキニの保安官獣人。

　稀代の魔術師（物理）。

　ネガティブ女子。劣等感の塊で本来の力をだしきれません。なにかと思いこみが強い子ですが、誰かのために戦う勇気を持った優しい子です。

　PT内役割はボケ役。

　身体スペックはトップクラスですが、メンタルで実力が大きく左右されます。

　思いこんだらとことん一直線。ゾンビ化だって防ぎます。

　〇スル＝スメラギ

　悪魔族。

『血の祝福』により定住できない種族でしたが、呪いはとけました。

　一見明るそうですが邪王に長年支配されていたので、根は現実主義でシニカルな性格です。自分より他人を優先します。仲間が楽しくいられることを心から願います。

　純正ツッコミ。良い子。

　PTには現状参加しませんが、商人や情報収集役としてお世話になるかもです。