表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

40/100

告白


「ヴェガよ、私から話そう。センス、いやあえてセインスと呼ぶ。セインスよ、訂正が有れば言ってくれ。私の調べによれば……」

 と、調べた事を話し出した、ロローシュ少将。


「なんと! 味方の攻撃で、トドメをさされたのか?」

 と、聞いた内容に、驚きの声を上げるヴェガ騎士。


「はい……敵に突破された混乱の中で、味方に襲われてどうしようもありませんでした。運良く崖から落ちて、フェルから貰ったポーションのおかげで、なんとか無事でしたが。その後、パイドの部下をこっそり1人捕らえ尋問すると、両親や仲間を殺したことを吐きました。パイドの強さは北では一番。とても勝てませんし、ノードス伯爵に訴え出れば、ノードス伯爵は私に味方してくれるでしょうが、パイドは大人しく捕縛されるようなタマではありません。必ず抵抗します。それでは北は内乱状態になってしまいます。それは避けなければなりません」

 と、センスが言う。


「それで東に逃げてきたのか……」

 と、ヴェガ騎士が、小さめの声を漏らした。


「名を変えて生き延びて、奴より強くなって両親や仲間の仇をとろうかと」

 と、センスも小さな声で言う。


「とりあえず娘を助けてくれた事に、礼を言う。ただ名を変えただけで、他は正直に話していたのは、考えが浅かったな。調べればすぐにわかったぞ?」

 と、ロローシュ少将が言うと、


「いえ、閣下の娘だからではなく、部下を守っただけですので。というか、フェルが閣下の娘さんだとは、当時は知りませんでしたし。確かに考えが浅かったですね。嘘ばかりだと咄嗟に反応出来ないので、本当の事を言ってしまいました。名が違えばバレないかと思ったのですが」

 と、自分の考えの至らなさに、少し反省するセンス。


「それでも、娘を救われた事に変わりはない。おぬしは、基本的に嘘がつけない性格なのかもな。ノードスには書状を送る。決してパイドに気を許すなとな。お主の処遇については、ノードスと陛下にお伺いをたてる。それまではヴェガの下で働いておいてくれ。なに、悪いようにはせん。娘の命の恩人だしの」

 と、ロローシュ少将が、センスに言うと、


「お手数をおかけしします」

 と、センスが頭を下げた。


「うむ。しかし、クローム騎士は、いったいお主にどんな教育をしたのかの? 今後の参考に聞いてみたいものだ」

 と、ヴェガ騎士が言うと、


「私、セインス君の下に一年しかついてないから、その前の事知らないなぁ」

 と、センスの横に座っていたフェルが言う。


「別に普通ですよ? どこの騎士家でもやってる事だと、父も母も言ってましたし。まず5歳の誕生日になると、森でゴブリン狩りの儀式をしますよね?」

 と、センスが言うと、


「「「ゴブリン狩り?」」」

 と、3人の声が揃う。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ゴブリン狩りの儀式(笑)
[一言] 次話読まないとわからないけど 5歳児にゴブリン狩は普通無理www 早くても8〜10歳だろ?w だいたいのファンタジー小説の設定で ゴブリンの体長は120〜150cmとされてるので ゴブリン…
[一言] お!いよいよ英才教育の一旦がわかりますな! ワクワク。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ