アルマティの今後2
アルマティがお茶を飲み、モーネ、ヴァル、リスチーヌも続けて飲んでしばらくは言葉を発さない静かな時間が流れる。
「私……」
「アルマティ、良いのよ。まだ無理に言葉にしなくても」
「いえ、もう大丈夫です。ありがとうございます」
座り直して意を決したようにアルマティが再び口を開く。
「私、皆さんと一緒にテルヴァルデに戻ります。戻らせてください!」
「ありがとう!嬉しいわ。でも、あなたは私たちよりかなり長生きするのよね?」
「はい、おそらく事故がなければ。病気はきっとジェロ様の魔法やポーションで治して貰えますので」
「それでも?」
「はい!皆さんのお子さんの面倒も見させて頂きます。なんならお孫さんの面倒も」
「本当にいいの?親戚と思われる人も見つかったのよ。同族の男で惚れてくれたみたいなのも……。まぁ、後者は良いか」
「はい。やはり私にとって仲間と言ったら烏滸がましいかもしれませんが、そう思えるのは皆さんの方でした」
「嬉しいわ」
「でも本当に良いのね?」
「ヴァル様、あなた様もジェロマン様が生きている間を共に過ごそうと思われたのですよね?エルフよりもさらに長い人生、と言っていいのか分かりませんが、不死のようなヴァル様も」
「え?まぁね。ジェロの人生くらい、ちょうど良い刺激になると思ってね」
「モーネ様、私達のライバルは長生きという強い武器を持っていますね」
「そうですね、手強いですね」
「あ、ジェロマン様は素敵ですが、もう奥様が3人もいらっしゃいますので、私はその座を考えていません。私は1人の女性を愛してくれる人が良いです。娼館にも行かないような」
「あ、そうね」
自分達と出会う前、娼館で育てられていたアルマティらしい感覚だと理解する。




