アルマティの奴隷解除3
「はい、これで処置は終わりです。起き上がれますよね?」
「はい、何も問題ありません」
アルマティは魔石を胸から取り出されたはずなのに、血も出ていない綺麗な肌を確認した上で、服を元に戻してベッドから降りる。
「アルマティ、本当に何もなく大丈夫?」
「ジェロマン様、大丈夫です」
「では、皆様のお待ちのところに戻りましょう」
奴隷商に案内されてヴァル達の待つ場所に戻る。皆が今か今かと待っていたようで、ドアをノックして開けるとこちらを全員が心配そうに見てくる。
「はい、大丈夫です。ご心配をおかけしました」
アルマティが頭を下げて皆にその旨を説明する。
「本当に奴隷契約が解除されたのかしら?ジェロ様、アルマティが断るような命令を言ってくださいよ」
「え?うーん、なんだろう。じゃあ定番の、ここを3周してワンと言って」
「「「はぁ?」」」
前世の色々が伝わっている世界ではあるが、これについては皆に認識されていないことのようで、アルマティが普通に対応してしまう。
「ジェロマン様、これが何か?」
「いや、ごめんなさい……」
「じゃあ、ここで服を脱いで」
「ジェロ様!」
妻達だけでなくアーロルトからも冷たい目で見られてしまうジェロ。
「彼らがいるので嫌です」
アルマティはアーロルトと奴隷商を右手で示しながら断ってくる。
「やったね!」
「アルマティ、良かったわね」
奴隷商での用事は無事に終わったようである。流石にアルマティに払わせるのも違うと思ったリスチーヌが裏で費用を払って来たようで、皆で揃って奴隷商を出る。




