エルフ村での滞在2
ジェロ達は、アルマティを彼女の叔母と思われるデマリーネの家に預けて、自分たちはメンヒルト王女達のところに戻り、その使節団のための宿舎で泊まらせて貰う。
「アルマティ、大丈夫でしょうか。初日からというのは刺激がありすぎかも」
「モーネ様、こういうときは周りが少しくらい強引にしてあげた方が良いと思いますよ。アルマティは特に要望を言わないですし」
「リスチーヌの言う通りとは思うけれど、心配がないわけではないよね」
「あら、心配はあの叔母さんより、アーロルトとかいうエルフですよね」
「え?」
「え?気づかれていませんでしたか?アルマティに一目惚れした感じかと」
相変わらず女性陣に呆れたという態度を取られるジェロ。
「それより、あの違法魔法の解除が出来て良かったよね」
「あからさまな話題転換ね。でも、そうよね」
「ヴァルならあれくらいできなかったの?」
「私もすべての魔法を知っているわけではないのよ」
「リスチーヌの疑問の通りだけど、ヴァルも今回で見て覚えただろうから、もしも同様のことがあれば手伝って貰おうか」
「ジェロ様、お礼はどうされますか?魔力供給など手伝ったのは確かですが、あの魔法陣を構築するなどお世話になったのは確かですから」
「そうだね。ルグミーヌ王国の貨幣とポーションなどで良いかな」
「明日にこの村を散策して、売っているものを確認しましょうか」
せっかくエルフ村に来たので、新しい魔法カードや魔導書を期待しているジェロ。
現役世代のエルフたちの習得魔法のレベルが低いらしいことへの不安はあるが、それでも期待して眠りにつく。




