表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立ってしまったギルド職員

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

96/1164

ガニー冒険者ギルドマスター2

「何だって職場を離れて訓練しているんだ?事務職員じゃないのか?」

「いや彼は前マスターに許可されているんです」

新しいマスターのドナシアンにジェロが指摘をされたところにメオンがフォローしてくれる。

「なんだそれは。中途半端は皆に迷惑だろう?ん、立派な刀を差しているじゃないか。俺が訓練をつけてやろう」

「いえ、大丈夫です……」

「何を言っている。業務命令だ、来い!」


近接攻撃の訓練場にドナシアンに無理矢理連れられて、叩きのめされるジェロ。少々練習したところでまだまだのジェロが肉体派のBランクに敵うはずがない。

「全くダメだな。何でこんな奴が訓練するんだ?」

「ジェロは魔法使いですよ」

訓練場にいたバスチャンがフォローしてくれる。

「何?魔法使いがこんな体格しているのか。それに刀なんて差して」

仕方ないので弓矢や攻撃魔法の訓練場で≪火槍≫を発動してその威力を見せつける。

「なるほど。ならば魔法の教官になれ」

「いえ、それは……」

「なんだ?じゃあ、訓練場は使わずに事務職員だけしておけ」

「図書室の利用は?……」

「はぁ?そんなのもあったのか。教官でもない事務職員には不要なことだ、却下する」


どうも何かが気に食わない相手と目についてしまったのか、ジェロは事あるごとに新マスターに指摘をされるようになってしまった。ジェロの性格では逆らうこともできず、見るからに元気が無くなっていく。

『ジェロ、もうダメだよ。コイツ、やってしまってもいい?』

『ヴァル、ダメに決まっているだろう……』

『じゃあ魔法の教官になってしまうのは?』

『見慣れない相手に指導なんてできないし、きっと今さら言ったら余計に怒らすよ……』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ