エルフ村での交流会
アルマティがエルフの村人達に連れて行かれた後、ジェロ達はルグミーヌ王国のメンヒルト王女達と村の中心の広場に移動する。
「では、王国と我らの末永い交流を!」
エールのような泡が出るようなお酒でなく、蒸留酒なのか木の香りのする液体の入った木製のグラスを配られたジェロ達。
食事も並んだテーブルにそれぞれ散った後、乾杯となる。
「アルマティは大丈夫ですかね」
「同族の彼女に対して悪いことはしないと思うけれど」
「ハポリエルでも呼び出して監視させる?」
「いや、ヴァルも分かっていて言っているでしょ。そんな相手を信用していないみたいな喧嘩になりそうなこと……」
「でも、心配ではありますよね」
微妙にその交流の場を楽しめないジェロ達。
アルマティが普通に肉も食べていたことから想像はしていたが、特に野菜しか食べないわけでないエルフ達は、ルグミーヌ王国が持参した肉類も普通に食している。
メンヒルト王女や騎士団達はエルフ達とわだかまりがあるわけではないので、普通に交流を楽しんでいる。
こう見渡していると、エルフは美形が多いが、その中でもアルマティはさらに整った顔であったことを認識する。
そして、アルマティに似た整った顔の女性を見かけたと思ったら、その女性がずっとジェロの顔を見ており、目があってしまう。
「ジェロ様!1人の女性ばかり見ていたら失礼ですよ。妻が3人とも隣にいますのに」
「リスチーヌ、そういう冗談は良いって。それより、アルマティに似ていない?あの人」
「あ、本当ですね。アルマティの親戚ですかね。ここって皆さん、顔が整っているのである意味では似ているのですが、あの方は特に」
じっと見過ぎたのか、その女性が近づいてくる。




