ルグミーヌ王国での挨拶へ2
ルグミーヌ王国の領土に入っても、通りすぎる街ではポーションが少ないことはあまり変わらず、ポーションづくりの旅になったジェロ達一行。
「あ、王都アーレアが見えて来ましたよ」
「流石に王都ならばポーション不足もないはずだよね」
「そう思いますが、あまり目立つことをしては、こちらの行政の方々に悪印象になりますし」
「そうだね。気をつけないとね」
コンヴィル王国の王都ミューコンに比べると森が近くであり、ドラゴンのジョエルも気楽に狩りに行けそうである。
少し離れたところから徒歩で王都に入ると、まずは宿屋を探す。
高級なところに行ける金銭はあるが、気を使うことになり逆に疲れそうだというジェロの希望のもと、道中での高級レベルと同等くらいの宿にする。
「では、王城にはどのように伝手を探りましょうか」
「そういえば、あまり考えていなかった。そうか、ここには伝手というか親しい人といえば、人がいい騎士団長のトリアウエさんと、王女のメンヒルトさんくらいだから……」
「ジェロが色々と譲ってあげた魔術師団長も居たじゃない。魔人や吸血鬼を倒したら態度を変えた」
「ヴァル、そんな人を伝手にしたくないよ」
「じゃあ、まずは冒険者ギルドに行きましょうよ。その吸血鬼での誘拐騒ぎのときに話をした職員さん達は残っているかもしれませんし」
「リスチーヌの案の方が現実的だよな」
「アルマティはあまり嬉しくない記憶のところだから、宿で留守番しておくか?」
「いえ、皆様に仲間にして頂いた記憶の場所でもありますから、もう大丈夫です」
特に王都アーレアに入ってからは、他にエルフが居ないか、周りを確認している気配があるが、誰もそこを指摘はしていない。
「そうか。じゃあ、一緒に行こう」




