王城での結婚披露2
ラロシェルの言葉で少し落ち着きを取り戻したジェロ。
「は、では妻達を紹介させていただきます。ラーフェン王国の王女でしたモーネ。そして昔からの仲間でしたヴァルとリスチーヌになります」
「この度テルガニ侯爵家の一員となりました、モーネでございます。コンヴィル王国の皆様には、ラーフェン王国をムスターデ帝国から取り返すことへのご助力、誠にありがとうございました。これからは夫のジェロマンと共にコンヴィル王国の発展に貢献させて頂く所存です」
「ヴァルと申します」
「リスチーヌと申します」
ヴァルとリスチーヌは、モーネほど話すこともないということで、名前だけを告げてすぐに後ろに下がる。
「特にモーネ王女、それほどかたい挨拶は申し訳ない。では、改めて私も。このコンヴィル王国の国王であるルネスラン・エビナント・コンヴィルである。ご夫人の皆さん、テルガニ侯爵は我がコンヴィル王国にはなくてはならない人物である。引き続きよろしく」
「父上、そのような念押しを。続けて私から。王太子のフェリックである。ジェロマンには引き続き助けて貰うつもりだから、奥さん達もよろしく」
「王太子殿下もそのような。私はこの国の宰相を任せていただいているクリスタン・ボーヴリーです」
「騎士団長のエクトビ・ニーシヨンだ。魔法使いには期待していないのだが、テルガニ侯爵だけは別だ」
「ははは。その魔法使いの魔術師団長のジルベール・ラロシェルです。改めて。引き続きテルガニ侯爵には魔術師団への支援をお願いします」
コンヴィル王国の最上位の面々であり、特にリスチーヌは腰が引けてしまうが、なんとか座り込まずに気を張り続けている。




