行政側の整備
主に侯爵軍の体制とトップ層の人事等を決定したところで、マドロールが追加の要望を伝えてくる。
「まだあるの?」
「はい、後送りにして来たことがたくさんありまして」
今度は文官つまり行政職、事務職の方を決めて欲しいとのことである。
「確かに、今はマドロールを中心にレナルマンやグンドルフも手伝っていますが、それぞれ本務が決定しましたので」
「イド。そういえばエム、エマニックはどんな感じ?」
「はい、人見知りのところはありますが、中心になって頑張って頂いていますよ」
「そうか。良かった」
「その彼女の負荷もいっぱいですので」
「採用は進めているのだよね?」
「はい。ですが、こちらも指揮命令系統を、と」
「トップはイドとして、その補佐がマドロール。エムは、軍事でのコンスタンの対向で、行政の取りまとめを任せて良いかな?」
「ジェロ様からお話頂ければ大丈夫かと」
「エム、お願いしたいことがあるのだけど」
「やっと、こっちにも目を向けるようになったのね」
「う。ごめんね」
「分かっているわよ、色々と忙しかったのは。事務の方を頑張れば良いのよね?孤児院の後輩達も優秀だから、たくさん手伝って貰うけれど良いわよね?」
「フロ姉に、孤児院出身者を贔屓だけはしないように言われているけれど」
「もちろんよ。でも読み書き計算がちゃんとできる人物を優先するのは贔屓ではないわよ」
「了承して貰って来たよ」
ジェロの言動に呆れつつ、余計なことは言わずにマドロールとイド達は行政側の採用をさらに進め、各軍への事務官の派遣も含めてさらに忙しい日々を過ごすことになる。




