侯爵軍
「では、テルガニ侯爵家の体制を改めて整理して頂けますか。将軍を任命されたのであれば」
マドロールが以前からの要望であったと告げてくる。
「宰相というと国家みたいだけれど、筆頭家臣で家宰がイド。で、テルベルクの長をレナルマン、テルシュタットの長をエヴラウル、その補助をジョジョゼ」
「はい、そこまでは結構です」
「イドの下で、侯爵軍を司る将軍をコンスタン。マドロールは家宰のイドの補佐として全体を見て貰うことにして、アルマティとディートマル達、それと魔人のネベルソン達か」
「はい、そうです。指揮命令系統を定めていただけますと」
「ジェロ様、魔人のネベルソン達はジェロ様に直轄の方がよろしいかと。ただでさえ反抗的なので、力で屈服させたジェロ様の言うことを聞かせた方が」
「リスチーヌの言う通りです。特にネベルソンやクリノームは……」
「まぁクリノームはベルカイム王国にずっと居るから置いておいて、確かにネベルソンは、ね。わかった。自分の直轄で別動隊にはするけれど、時によっては将軍の指揮下で動くということにしておこうか」
「それがよろしいかと」
「で、分かりやすいところでは、ディートマルやグンドルフ達、元ミュンヒの王族・貴族達はそのままコンスタンの下で隊長をして貰えば良いかな」
「最初の100騎と後からのミュンヒ地方からの300騎は、いずれもミュンヒ地方の人達なのでよろしいかと」
「ということは、後からの1000人か」
「はい」
「いくらかは衛兵にして、このテルヴァルデだけでなく、テルベルクとテルシュタットにも配備しないとダメだよね」
「はい、戦争に備える兵士たちというよりは衛兵とした方がよろしいかと」




