村長
テルシュタットの繁栄のためにオークダンジョンを新たに作れば良いと決まって安心していたジェロ。しかしマドロールに注意される。
「ジェロマン様、二つの開拓場所、まずは村から開始ですが、その二つの村長をどなたにされるか決めて頂かないと」
「あ、そうか」
「はい、今後に発展して行くことが確定している場所です。将来のことも踏まえて、早い段階から決めておかれた方が良いと思います」
「ありがとう。ちょっと考えさせてくれるかな」
「もちろんです」
妻であるヴァル、モーネ、リスチーヌとの4人で相談する。
「私が口出すことではないわね。あの魔人の村だけ気にすることにするわ」
「ヴァルはそうか。じゃあ、モーネ。ラーフェン王国から誰か人を引っ張ってくることはあり得る?」
「いえ、ジェロ様。大事な領地の運営のことです。新参者ではなく古参の方から選ばれた方が良いかと」
「リスチーヌはどう思う?」
「そうですね。正妻のモーネ様との長子、後継者はテルヴァルデの方を、となるのであれば、第2子以降の子供達が運営することも踏まえた方が良いと思いますけれど」
「いえ、まだ生まれてもいない子供に任せることを考えるのではなく、ジェロ様の幹部の方々にお願いする方が良いと思いますよ」
「リスチーヌはここに居て貰いたいから、イド、レナルマン、コンスタン、エヴラウル、ジョジョゼ、アルマティ、マドロール。それとディートマルたちか」
奴隷が村長というのは何かしら問題になりそうと却下され、選択肢は絞られる。
「じゃあ、村長として任さられそうなのはまずはイドとレナルマンだけど、イドは側近としてここのテルヴァルデで、となるとレナルマンか」
「はい。ただ、お子様もお生まれになって小さいですし、奥様にも相談して頂くべきかと」
「じゃあ、もう一つは、エヴラウルとジョジョゼの夫婦に?」
「良いと思います。こちらも妊娠中ですので無理のない範囲で」




