新たな開拓村3
「と言うことで、ダンジョンの作り方を教えて欲しいんだ」
魔人アゼルフスに連絡を取るジェロ。
「何が、と言うことで、ですか。確かにモージャンの近くにオークのダンジョンを作ったのは私達ですが」
「じゃあ、もう一つ作れないのか?」
「あれは魔人の村に伝わる秘宝を使用しただけで、私自身が自由に作れるのではないのですよ」
「そうなのか……」
「まぁあなたにならば、村の総意として一つぐらい譲ることは可能だと思いますよ。皆の移住が無事に済んだ頃に相談されれば良いのでは」
「対価はしっかり支払うからお願いしたい」
ダンジョンが作れる見込みができたジェロは、その旨でマドロール達と再び相談をする。
「ありがとうございます。流石はジェロマン様です。ただ、テルヴァルデの近くにもそれなりに深そうなダンジョンが発見されていますので」
「テルヴァルデとテルシュタットで冒険者の取り合いが起きるということか」
「テルヴァルデのダンジョンでも低級冒険者が活動できそうですが、例えばテルシュタットのダンジョンを初級者向けにするなど、何か特徴を持たせられると良いかと」
「どうせなら、モージャンで作っていたみたいに今回もオークだけのダンジョンにして貰うのはどうかな。食料として確保できるから」
「それは良い考えですね。まだまだラーフェン王国もベルカイム王国も復興中ですし、食料はあればあるだけ助かりますので」
アゼルフスに確認を取ると、オーク専用のダンジョンを作るということならば対応が可能との返事である。
「じゃあ、まずテルベルク方面の街道の開拓が終われば、テルシュタットへの街道整備にドラゴン達を割り当てないとな」
「ジェロマン様、まだ終わりではありません。次に決めていただくことが」




