新たな街道3
「アルマティ、こっちは大丈夫?」
街道整備もある程度のやり方がわかってくると、ドラゴン3体はバラバラに活動させた方が効率が良い。
コンスタンがテルヴァルデに一番近い西側から、アルマティが東端のワコローズに近いところから、そしてリスチーヌは真ん中の国境付近の山付近を分担している。
元々他国であったベルカイム王国側を担当しているアルマティのところに、気持ち的に余力のあるリスチーヌがやって来ている。
「はい。ドラゴンといえばジェロマン様という理解があることを期待しつつ、本当の東端の森までは開拓せずに少し西に入ったところから始めていますので、特に騒動にはなっていないかと」
「アルマティはそんなところまで気がまわるの、流石ね。そうよね。変に開拓が進むと、誰かが入って来てしまうかもしれないから、その方が良いわね。コンスタンが担当しているテルヴァルデ側ならば、みんなの目があるからそんなことは発生しないだろうけれど」
「はい。それと、狩人達が居ないかも確認しながら、一応声もかけて燃やすようにしています」
「私もあんな山のところだからと油断しないで、気をつけることにするわ」
「ジェロ様、いよいよ街道の整備を進められているのですね」
「はい、アナトマさん達、商人の方々にも使って貰えますよね?」
「もちろんです!ベルカイム王国に行くには、コンヴィル王国でも北方のサンレーヌの街から王都ルージャンに抜ける道しかありませんでしたので。さらにその先のユニオール皇国に向かうにはそこから南下してリブルドーの街から東に向かうなど遠回りでした。きっとこの街道は栄えますよ」
「みんなの役に立てる道になるならば良かった」
「ジェロマン様、ダメですよ。そこは貴族として後代の収益になるようにしないと。このテルヴァルデが発展するのは当然として、山脈のあたりにも中継の拠点を設けて宿場町を作りましょう!」




