表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立ってしまったギルド職員

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

89/1164

ギルド訓練場

マスターの部屋を出た後、メオンから話しかけられる。

「事務職のままだが、バスチャンみたいに勤務時間内でも自分を鍛えておけということだな。マスターもジェロには期待しているということだよ。もちろん俺もな」

「はい、ありがとうございます」

「ダンジョン最奥ではジェロに助けられたからな」

「いえ、私こそメオンさんがうまく挑発を引き継いでくれたから助かりました」

「あぁ、ジェロが無理して挑発しているのが分かったからな」

「お恥ずかしい……」

「ま、もっと強くなってくれると助かるということだ。期待しているな」



折角マスターから許可も貰ったところなので、魔法カードの整理という名目での新規入荷品のチェックに向かう。

『楽しそうね』

『しばらくご無沙汰だったからね。モージャンに行ってもあちらの管理品を見る機会もなかったし』

しかし、一通り見てみても、増えたなかに目新しい物は無かった。その上、以前にヴィクシムに教えた魔法名の魔術語の効果か、ヴィクシムによるラベル付けで整理はしっかりされていた。それでも、それなりの数の魔法カードを眺められて満足であった。



ギルドには訓練場として、弓矢や攻撃魔法の長距離の訓練をする場所と、剣や盾などの近接距離の戦闘訓練をする場所がある。

しかし、いまだに他人の目が気になるジェロとしては、どちらの訓練場に行っても他人が居るのを見ると腰が引けてしまう。

本当なら、刀を入手してから実際に振るったのがダンジョンコアへの一撃だけという状況を踏まえて、一人ではできない相手の存在する模擬訓練をするべきであるが、どうも足を踏み出せなかった。

「おーい、ジェロ。どうした訓練場なんて珍しいな」

バスチャンが大きな声で呼びかけてくる。

「いや、ちょっと」

「あら、ジェロさん。もしかして訓練ですか?一緒にやりましょうよ」

モージャンの街から来たリスチーヌまでが声をかけてくる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ