魔人村の開拓
ヴァルやネベルソン達も良い場所と納得した場所へ、リスチーヌ、アルマティ、コンスタン達も連れてくる。
「つまり、また土木工事ですね。もう慣れたものですから、お任せください」
コンスタンがやる気を出している。
ジェロも、魔法の袋を活用しながら魔人達が暮らせるような村の開拓を行う。
「普通の人間の村みたいで良いんだよな?」
「俺達をなんだと思っているんだ?胸に魔石もないし、人類なんだから普通の村で良いぞ」
「みんなが魔法を使うならば木の上で暮らすとか洞窟の中で暮らすこともあるのだろうけれど」
「エルフやドワーフも確かに人類だが、俺達はもっと普通の人間に近い」
確かに、奴隷にした後は自分達と生活様式の違いを意識することもなく暮らせているのでそういうものだと思っておく。
「ジェロ様、この後はどうしましょう?」
「確かに……」
ジェロ達は木々を倒して平地にするようなことは得意である。しかし、その木材などを使って家を建てるようなことは、今までは大工などの専門の職人に任せていた。
秘密の場所にする予定のここに、テルヴァルデ等から職人達を連れてくるわけにはいかない。
「大丈夫だ。魔人の中にも職人はいる。ここまで拓けていれば後はその職人達に任せておけば良いさ」
「そうか?ならば、川からの水の引き込みなどに注力しておこうか」
細かい作業は職人達に任せることにして、土木工事として、土地を平らにしたり水の引き込みをしたり、村の敷地の周りに堀を作ったりしていく。
「ま、これを見れば本気度も伝われるだろうさ」
口の悪いネベルソンが認めたところでその作業をいったん終えることにする。
「どのくらいの人数が移住するか分からないし、これで狭いようならば、また追加で開拓すれば良いだろう」




