それぞれからの祝辞3
「ジェロ兄、おめでとう!」
「ジェロマン様、おめでとうございます」
「こんな美人達が奥様になられるのですね」
ユゲット達の後には、エマニック、ブリジョゼ、ジェリーヌの3人娘とヴィクシム、バスチャンの5人がやってくる。ガニーの街で、冒険者ギルドの男性職員とヤンクイユ商会の女性職員での合コンをしていたときのメンバである。
「やっぱりジェロマン様は有望株だったのですね」
「ブリジョゼさん、もうこいつのことなんて忘れて俺達と」
すでに酔っ払っているヴィクシムが絡んでいる。
「皆さん、今日はお越し頂いてありがとうございます」
ジェロにすると本当に懐かしいメンバである。
特にエマニック、エムは孤児院の後輩であり、今はテルヴァルデで働いてくれている可愛い妹のようなものである。その旨をモーネに紹介すると、モーネに微妙な顔をされる。
「これは色々と大変だったのですね」
「本当にそうですよ」
「でも、あのシスターが本命だったのでは?」
「そこまでわかりますか?」
酔ったバスチャンに抱きつかれて困っているジェロを横目にした、モーネとリスチーヌの会話である。
「あ、アナトマさん。それとリリアーヌさん。この披露会の準備など、本当にありがとうございます」
バスチャン達から解放された後には御用商人になっているアナトマ父娘である。オーク達から助けた時からの縁である。
「いえ、逆にこのような場をお任せいただけるのは商人として誉ですので」
「これからもアナトマ商会のこと、どうぞよろしくお願いします」
こちらは面倒な話にならずに済んでホッとするジェロ。
それを横目で見て、目配せを互いにするモーネとリスチーヌ。




