テルヴァルデでの披露会2
翌朝、テルヴァルデにいる仲間達と食事をした後は、戦馬でガニーに向かう。
「フロ姉。紹介したい人がいるんだ」
「あらジェロ。あ、そういうこと。ちょっと待ってね」
夫であるローランス司祭を連れて、神殿の応接室で対面するシスターフロラリー。
「ローランス司祭、シスターフロラリー。私の妻達を紹介します。ラーフェン王国の王女であったモーネ、そして先日もご挨拶しましたヴァルとリスチーヌです」
「モーネ。ガニーのデメテル神殿のこの2人は、孤児院のことも見てくれている方々だよ」
ジェロがそれぞれを紹介する。
「もうご存じでしょうけれど、ジェロはちょっと引っ込み思案なところがありますが、芯はしっかりしている良い子なので、皆さん、どうぞよろしくお願いしますね」
「はい、とても頼もしい方です。皆様が育てられたおかげだと理解できました」
本人が横で聞いていると恥ずかしくなるような会話がなされる。
「もう良いよね。近くに暮らすのだから、これからもよろしくね。この神殿隣にある屋敷よりもテルヴァルデの屋敷にいる時間が増えるかもしれないけれど」
「ジェロ様」
「あ、ありがとう、リスチーヌ。それと、もう伝わっていると思うけれど。明日、そのテルヴァルデで結婚披露をするから、孤児院の子供達も連れて来てね。迎えの馬車も用意するから」
「ジェロ、ありがとうね。みんな楽しみにしているわ。ぜひ伺うわね」
そのままガニーの冒険者ギルドにも行き、メオンにもモーネの紹介とギルド職員達も翌日の結婚披露へ招待をする。
「ありがとう。みんなでお邪魔させて貰うよ。それよりも……」
「流石メオンさん。お願いして良いですか?」
「もう何度も会っているのに」
察しの良い元上司のメオンに連れられて、ガニー領主のルーセル男爵にもモーネ達の紹介と翌日の結婚披露の招待を行う。




