ジークセンへの迎え2
「じゃあ、準備も出来たよね。出発しようか」
モーネ王女を迎えにラーフェン王国の王都ジークセンに向けて出発するジェロ達。
「ジェロ様の晴れ舞台を見に行けないのは残念ですが、この領地の運営などはお任せくださいね」
「ごめんね。イド、レナルマン、ジョジョゼ、エヴラウル、コンスタン、そしてマドロール。いつも留守番ばっかりで」
「≪飛翔≫を習得するほど魔法が上手ではないですし。子供達も産まれましたから」
子供が小さいイド、レナルマン達だけでなく、ジョジョゼとエヴラウルの2人の間でも妊娠が発覚したのでなおさら留守番を頼むことになる。
「コンスタンも今回は留守番お願いね」
「はい、ルッツと一緒に森の開拓を頑張っておきますね」
「学校の先生も頼むね」
ジークセンに向かうのは、ジェロ、リスチーヌ、アルマティ、魔人のネベルソン、サグリバスと、最近は姿を現しているヴァルである。そして従魔であるドラゴンのジョエル、ティティ、レミ、ドゥドゥである。
「ゲンベランの街などではドラゴンのことを知らないから不要な混乱を招かないために、できるだけジェロ様の領地である山や森を通って、王都ジークセンに向かいましょうか」
開拓地テルヴァルデからそのままほぼ東に向かい、途中から南下する。
どこかの街や村にも寄らずにも旅ができるだけの速度、そして食料なども魔法の収納袋があるから選べる選択肢である。
「昔はこのラーフェン国内を、せいぜい戦馬でこっそりと移動していたよね」
「そのお守りしていたモーネ王女をお迎えに行くのですから。ムスターデ帝国を追い出したジェロ様のお力のおかげですよ」
「いやいや、みんなが助けてくれたおかげだよ」
改めて感慨深くなりながら王都ジークセンに向かう。




