アンネ・ヒルデリン戴冠式2
ラーフェン王国のルネリエル国王の戴冠式と同様に、今回のベルカイム王国の戴冠式でも前王が居ないので、冠を授ける人物が居ない。
アンネ達が幼いため補助がついているが、まずはアンネが自ら冠をかぶる。続いてヒルデリンも自ら冠をかぶる。2人の頭の大きさに合わせた王冠を準備していたようであり、特に違和感はない。
そして振り向いた2人に対して対面しているのがジャムス皇太子、モーネ王女、フェリック王太子の3人である。
「ユニオール皇国は2人の戴冠に立ち会い、これを認める」
「ラーフェン王国は2人の戴冠に立ち会い、これを認める」
「コンヴィル王国は2人の戴冠に立ち会い、これを認める」
国力の順番ではコンヴィル王国の方がラーフェン王国よりも上であり、ラーフェン王国の復権に助力したことを踏まえると世間的な序列は逆であるが、ベルカイム王国からムスターデ帝国を排除することへの貢献ではラーフェン王国が上である。
またユニオール皇国の属国のようであったベルカイム王国であるので、その立場を踏まえると皇国が1番であることは変えられない。
続いて国民への披露において、テラスに並ぶアンネとヒルデリン。
「ベルカイムのみんな、帝国のために苦労をかけて申し訳なかった。亡き父に代わり復興を誓う」
「アンネを支え、ベルカイムのために全力を注ぐことを誓う」
2人の幼い声の宣言は、急遽のジェロの風魔法による拡散で集まった国民に広げられる。
「「「おぉー」」」
「ベルカイム王国万歳!」
「アンネ陛下万歳!」
「ヒルデリン陛下万歳!」
どうしてもヒルデリンへの声は少なくなるが、これからであろう。




