テルヴァルデへの一時帰国2
「ジェロ様、お帰りなさい!」
テルヴァルデに到着したときには、流石にドラゴンのジョエルのことに驚かれるが、まぁジェロ様だからと納得されてしまう。
「空から見たら、だいぶ家が建って来たみたいだね」
「はい、アナトマさんがあちこちから職人を連れて来てくれて。何なら将来的にこれからまだまだ発展するはずのテルヴァルデに永住するのも、という触れ込みだったからか、職人達も若手も多いですよ」
「人が急増しているのが分かっているからか、飲食や生活用品の商人達もどんどん移住を希望しております」
第1ブロックでは敷地が足らなくなって来たようで、ミュンヒ地方から連れてきた者達だけを住ませるつもりだった第2ブロック以降にも住居が必要になりそうな勢いだという。
「そうなると住民証の発行などの事務作業がもっと大変になりますね」
「まずは第1ブロックに作っていた兵士達の住居を第2ブロック以降に移動することから始めています」
「マドロール達に任せていると何とかして貰える安心感があるね。助かるよ」
「学校の方も何とか順調です。もっと科目を増やして欲しいという要望もありますが、まずは今の流れが安定するまではこのままで」
「冒険者達の数もますます増えています。ダンジョンが浅い階層だけでないことがわかったようで、中級冒険者達も増えて来ました。ただ、効率が良いダンジョンばかりに目がいっているようなので、森の魔物の間引きは兵士達の訓練にさせています」
「資金は困っていないのだから、森の魔物に対する褒賞も増やして、兵士達の負担は減らしてあげてね」
「承知しました」
色々が順調に回転し始めたようで安心する。




