戴冠式への経路3
コンスタンも一緒にラーフェン王国に向かうことになった一行。
ジェロ、リスチーヌ、アルマティ、コンスタン、魔人のネベルソン、クリノーム、ベルフール、サグリバス、そしてワイバーンのルッツとドラゴンのジョエル。
このメンバーで、ヒルデリン王子とアンネ王女、そして王女付きのリュデットとダニエマを連れて行くのである。
ベルカイム王国が用意した馬車は白色で目立つため、ジェロの黒色馬車に王子達4人が乗り、クリノームとベルフールの2人が御者をする。しかし戦馬2頭が馬車を引くため、空を飛んで行くわけには行かない。
一方、ルッツに騎乗したコンスタン以外は≪飛翔≫での移動になる。
「先の方まで見てきましたが、帝国兵達がいるのは街の中のようで、街道などで検問はしていないようです。リブルドーでも聞いていた通りでした」
「結局、ベルカイム王国軍達は街を包囲したところまで行っても、陥落させられなかったので引き上げたままなんだね」
「そのようですので、街の近く以外では馬車で移動ができまそうですね」
全て≪飛翔≫で南下したときに比べて時間はかかるが、戦闘が発生するわけでないので、まだ安心である。
「料理は私達が」
「ありがとうございます。では、火を使うのはこちら側でお願いします」
野営する際には闇魔法≪大夜霧≫で街の方からの視線を隠すようにして焚き火を使うなどの配慮は行うものの、王子達の寝所としてのテントやベッド等は魔法の収納袋から取り出して使用するので、不便を感じさせないようにしている。
街に近づいたときだけ街道から離れ、馬車は魔法の袋に収納して、貴族令嬢の2人が王子と王女をそれぞれ戦馬に2人乗りさせて移動する。
ヒルデリン王子がドラゴンに騎乗できないことに不満だったが、敵地であるので我慢して貰っている。




