リブルドーでの再会
「ジェロ、びっくりしたよ。あれ、乗れないの?」
流石にリブルドーの住民を驚かせないように、ドラゴンやワイバーンは街の上空を飛ばずに街から離れた場所に着陸させたつもりであるが、それでも騒ぎになっているようである。
住民で気づいた者は少なくても警備の衛兵達が城門や城壁に集まっていた。
到着する旨を、ヒルデリン王子につけている魔人クリノームとベルフールには念話で伝えてあったので、待ちきれない王子達が城門近くに来ていたのが幸いである。
「王子、ダメですよ、そんな危ない」
「え、ジェロ、お願い。ダメ?」
ヒルデリンが側近達の言うことを聞かないわがままを少し覚えたようである。
今までは境遇も理解していたのか、幼児なのに変に大人ぶって頑張っていたことを知っているジェロにすると逆に微笑ましく思ってしまう。
「そうですね、まずは従魔の手続きをしないと皆さんが納得されないでしょう。私達が必要なお話をしている間に手続きをして貰いましょう」「コンスタン、お願いできるかな」
「承知しました」
「ヒルデリン殿下、今しばらくお待ちくださいね」
いつものようにしゃがんで目線を合わせながら話をするジェロ。
「テルガニ侯爵!」
「絶対に安全ですので。ご覧のように大人しくさせていますので。それにヒルデリン王子が近づくときには、私も近くにいるようにしますので」
ベルカイム王国の家臣達も、ジェロが王都ルージャンなどで行って来た魔法攻撃やリブルドーの街の周りの魔物の殲滅など、過去の実績を踏まえると下手に逆らえないようである。
『強引になったわね』
『少しくらいはそうした方が話が早いことをちょっとだけ学んだからね。でも緊張するよ』




