表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立たないギルド裏方

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/1164

モージャンの後処理2

『なぁ、あのアゼルフスって魔人、また来るかな』

『ここでの旨味は無くなったから、どこかに行ったと思うわよ』

『旨味って』

『冒険者が増える前はそれなりに被害者が居たでしょ?特にオークやゴブリンに襲われたような女性の悲痛な死亡体験は得られる魂の経験値として大きいから。契約悪魔に魂をあげるのが目的って言っていたし』

『もう人間、特に女性の被害者が出なくなったから、ここに居る必要がないと。ん?そういえばヴァルはダンジョンコア、魔人やオークたちの魂で、その格ってのがそれなりに上がった?』

『そうね。この前に使ったみたいに上級魔法も発動できるわよ。早くジェロ自身も覚えてくれないと目立つわよ』

『この大きな街にいる間に、図書館で色々な魔導書を見ておかないと』



それからしばらく、各街からの応援冒険者は引き続き街の周りの森の魔物、オークやゴブリンの退治を続けていた。以前と違い、次々と湧いて出てくるような気配が無いため、終わりの見える作業であり、また余裕が出たため休憩もそれなりに混ぜた業務配分であった。

冒険者達から絶望感が消えたことや、だんだんと納品されていく素材が減っていくことで、街の住民たちも平穏の近づきを感じて以前の活気を取り戻して行く。



ジェロは魔物素材の鑑定、納品などギルド職員としての業務をこなす傍ら、休みを貰えるときには有料の図書館に籠り、いろいろな魔法の詠唱文や魔法陣を研究ノートに転記しながら覚えていく。魔法カードは購入資金が無い客には、例え冒険者ギルドでも他街の職員に見せて貰えないから図書館しかない。

最優先は先日ヴァルが使用した上級火魔法の≪豪炎≫≪火槍≫≪炎壁≫であるが、そもそも中級の≪火炎≫も未習得であったので、まずはそれからである。幸いにして、オークやゴブリンなど実戦の練習相手が不足することはない。


魔法を色々と覚えるならばついでに、と便利魔法である水魔法≪水生成≫と光魔法≪灯り≫も習得した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] >契約悪魔に魂をあげるのが目的って言っていたし そうだったのですね。前回は余計な事を書き込みまして、済みませんでした。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ