移民の冒険者登録3
一般移民の冒険者登録と育成はイド達に任せることになったが、追加された300人の兵士達の育成も難しい。
元々の100人はディートマル達と転戦して来て最低限の戦闘能力もあったのだが、今度の300人は若い者がほとんどで兵士としての訓練も不十分であった。
とは言っても、一般移民よりは武器が扱える期待がある。
「そうですね、ここに到達するまでに最低限の乗馬技術は身についたと思いますが、それ以外は。まず得意なところを確認していきましょうか」
ディートマルやグンドルフに相談し、能力で割り振りすることにした。
分かりやすい弓矢の腕は一列に並べて目標にどれだけ当てられるか、乗馬も常歩、速歩、駈歩、襲歩の4種類の歩法を使いこなせるか、そして剣の腕はトーナメントで確認する。
また、あわせて読み書き計算の試験もしてみる。
「やっぱりそんな感じですよね」
「ミュンヒ地方でも働き口がなくて兵士になった者が多いのだと思われますから」
試験の結果、読み書き計算がまともにできるものは1割もいなく、弓矢、乗馬、剣術もだいたいはドングリの背比べという感じであった。
「ま、これから育てれば良いのですよ」
「人をまとめる能力がある者も探して行きましょう。班長や隊長もそこから選んでいきましょう」
仮で、読み書き計算ができる者、弓矢、乗馬、剣術が人より優れていたものを長に指名するが、あくまでも仮であることを宣言している。
「能力次第で実際の昇格をさせていく。ここは魔物退治の腕も重視するから、冒険者のランク、木級から鉄級、銅級、銀級への昇格も査定にも反映させるぞ」




