拡大工事
ガニーの街で、ギルドマスターのメオン達にも挨拶をした後は、開拓地テルヴァルデの拡大工事に取り掛かる。
「え、結局は5,000人の移民と戦争奴隷の300人の追加ですか?ディートマル達だけなら100人だったのですから、とんでもなく拡大工事が必要ですよね」
「そうですよ、5,400人といえば村ではなく街の規模ですよ」
「う、そんなになるとは思っていなかったんだよ」
「まぁジェロ様ですしね。良いんじゃないですか、街の領主でも。侯爵様ですから」
イドやレナルマンとのやり取りの後は、今後について検討する。
開拓地を最初に作ったときに1km四方の正方形だった。
『うーん、ランニングする奴の話で、確か皇居の一周が5km。だったら直径は1.6km。今回、1km四方のブロックを4つだけで皇居よりかなり大きくなるんだよな』
『それって、人口が密集していた前世の話でしょう?』
『そうなんだけど』
戸建てや長屋をイメージしようにも、想像がつかない。
「ガニーの街が1万人規模と考えれば、空き地もいっぱいで計画的に作っていないあの街の外周が10kmほど。直径が3kmと考えれば、どうでしょう?イメージがつきましたか?」
「流石はレナルマン。よし、この1km四方のブロックを9つに広げよう。ただ、今のブロックの東に池があるからそこをのぞいて8ブロックか」
「囲」の字のような形で、真ん中の上が池でそのままにした、1km四方を8ブロックになる。
「やはり魔物を防ぐためにも外側の壁は頑丈にするとして、ブロックごとの境目はどうします?」
「最初に作った壁を壊すのも勿体無いし、火災が広がったりしないためにもこのままにしようか」
「万が一の場合の防衛にもなりますしね。最初のブロックのようにその壁とセットで堀も作りましょう」




