インラントの解放後
インラントの街を占領していたムスターデ帝国軍を降伏させたルネリエル王弟たち。
しばらくは捕虜にした帝国軍に砦構築を手伝わせたり、ながく占領下にあった住民の慰撫に注力したりしていた。
その間、ルグミーヌ王国からの援軍は特にすることもなく暇を持て余していたので、メンヒルト王女が頻繁にコンスタンのところに訪れてくるのも仕方ない。
「ご報告します!」
インラントより東方、モーネ王女たちの様子を探りに行かせていた部隊からの情報が手に入ったようである。
「そうか、やはり帝国軍は南部の解放を簡単にはさせてくれないということか」
「は。今回、帝国軍の目付だった者を戦争奴隷にしましたので、ラーフェン南部で帝国軍の占領下にある街の様子を探らせていましたが、いまだ最初のナウエリスの街も解放できていないようです」
「そうか。あそこは王都ジークセンに近いから早く解放したいのだが。帝国軍にしても、このインラントとナウエリスを我らラーフェンが取り戻すと、残る間の街が孤立するから死に物狂いなのだろう」
「その割に、このインラントの街へ帝国軍は追加戦力を送ってこないですな」
「我々の人数が少なかったので油断したのだろう」
「今後どういたしましょう?特にルグミーヌ王国の援軍には」
「確かにインラントの解放に協力を頂くまでは良いが、ラーフェンに取り戻した後はここに待機して頂くのもおかしな話だな。とは言っても、ここから東方、ナウエリスまでの間の街の解放まで協力いただくのも、当初の想定とは変わってくるし」
「まずはここの東、エアライツの街の解放への協力を打診してみるか」




