ルグミーヌ王国軍と合流
帝国から解放されてしばらくたった経路を進んでいるジェロたちは、特に問題も発生することなく予定通りザスニッツの街に到着手前である。
「ディートマルたちは、この近くで帝国兵としてルグミーヌ王国と対戦したんだよね」
「リスチーヌ!」
「いえ、構いませんよ。はい、もっと国境の方でしたが」
「ルグミーヌ王国に対して思うことはないと言える?」
「まぁ当時には帝国の二等国民でしたのでルグミーヌと対戦することになりましたが、ミュンヒの解放となると逆に隣国になり頼りたい相手になりますので」
「じゃあこれから彼らと合流しても大丈夫?」
「はい、もちろんです」
元ミュンヒ王国の仲間たちがルグミーヌ王国に対して確執が無いことを確認できたジェロは安心して合流場所に向かう。
「あれは!」
合流場所には、ジェロはリスチーヌとコンスタンを連れて参加していたが、そのコンスタンがジェロの影に隠れようとする。
「あ、あぁ。メンヒルト王女ね。コンスタン、大丈夫よ、相手は王族よ。もういっときの熱なんて冷めているわよ」
リスチーヌのその言葉通りとはならず、軍勢同士の合流の場の後、幹部だけの会話のテントに移動した時であった。
「コンスタン様!お会いしたかったです。前回の西部解放の折にはご不在で寂しかったです」
相変わらずジェロを無視してコンスタンに直接会話をするメンヒルト。
「テルガニ侯爵、メンヒルト王女が申し訳ありません」
「これは、トリアウエ騎士団長!ご無沙汰しております」
「あの際には王女を含めて国を救っていただきましてありがとうございました」
「いえ、その時のお礼は十分いただいていますし、その後のラーフェン西部の解放、そして今回の南部の解放に向けてもご協力いただいて誠にありがとうございます」




