ルージャン攻め3
「じゃあ、私は大人しい女性のあなたね。いらっしゃい!」
ベルフールと名乗った魔人の女がアルマティを誘って飛んで行く。
『リバイモン、お願い!』
返事はなく不満そうな顔ではあったが、アルマティの後をリバイモンが飛ぶのを見届ける。
「では予定通りこのネベルソンがお前の相手をしよう!」
「弱い犬ほどよく吠えると言うよな」
ヴァルとリバイモンをつけたのは良いが、リスチーヌとアルマティのことが気になるジェロ。しかし、挑発は続ける。冷静さを失うと戦いは負けるという言葉だけは理解しているから、慣れないながらに、である。
「ぬかせ!」「シトリー!」
「ほぉ女の悪魔か。女の魔人だけでなく今夜は女ばかりだな」
「そっちにも女の悪魔が居たのにおかしなことを言う!」
『ジェロ様、私の力では……』
『ハポリエル、大丈夫だよ。頑張って成長して来ているのを知っているよ』
下の方には帝国軍だけでなく皇国軍も居る。地上からの弓矢や魔法が届かない距離ではあるが、目の良い者に色々が見られると後々が面倒なので遠くに離れることにするジェロ。
「おや、どこに行く?ん?そうか下の人間どもを巻き込みたくないのか。意外と気を使うのだな」
「人間だからな!」
ある程度の距離が離れたと思われたところで、≪死霊≫魔法のワイバーンのレイスを取り出す。山脈を越える際に倒した中で姿形がしっかり残っている何体かから作成していたのである。
「うぉ!これは驚いた」
「そうか、それは良かった!」
会話しながらレイスを次々と、合計3体飛ばし、そのうち1体を敵の悪魔シトリーに向かわせる。




