ベルカイムについての使者3(+簡易地図)
ベルカイム王国の王都ルージャンを奪還できず、近くの陣営で一人寂しい思いをしているヒルデリンを想像するジェロ。
「ルージャンで魔人と戦ってヒルデリン王子殿下を助けるのが王家からラーフェン貴族でもある私へのご指示と理解しました」
「いえ、モーネ王女殿下からは、冒険者としての指名依頼であると。別れ際のお約束であるとお伝えすれば良いと伺いましたが……」
確かにラーフェン王国から帰国する際にモーネ王女に約束をさせられたと思い出す。
「では、魔銀級冒険者ジェロマン、確かに指名依頼をお受けしましたとお伝えください」
それと、そのような経緯ならば、ラーフェンからも皇都経由でヒルデリンの側近を送ることを皇国も否定できないであろう等を使者と話し合う。そしてその使者を見送った後、家臣達が集まってくる。
「ジェロ様、やはり行かれるのですね」
「ヒル王子を助けないとね。でもみんなにはここの開拓地をお願いしたい」
「ダメですよ!お一人では行かせません」
「リスチーヌ……でも、急ぐんだよ。たくさんでは行けないよ」
「わかっています。戦馬バトルホースよりも早く到着されたいのですよね。≪飛翔≫で山脈を越えるおつもりですよね」
「う……」
「アルマティと私は付いていきますよ!」
「そんな、俺たちは!?」
「イド、侯爵閣下は領地運営の大役を留守番役にお任せになるそうよ」「ですよね?」
「う、イド、留守番をお願い。ディートマルたちの方も」
「……承知しました。悪魔のヴァル殿も居ますかね?ジェロ様をお願いしますぞ」
『言われるまでもないのだけどね』
『リバイモンは強敵相手を喜ぶのかな……』
『どうかしらね』
〜〜〜〜〜
大雑把な位置関係:
<コンヴィル王国> ‖ <ベルカイム王国>
サンレーヌ−−−‖−−王都ルージャン−−−ランソンヌ
王都ミューコン | ‖ | \
| / | ===
| / | ‖ \
モージャン−−−ガニー リブルドー−−−−‖−−−−皇都ナンテール
| | ‖ <ユニオール皇国>
ニースコン ローニャック |
| | |
=== === |
| | |
ゲンベラン−−−−−−−−−王都ジークセン−−−−ザーローネ−‖−−
<ラーフェン王国>




