悪魔たちの体格2
人間サイズになったヴァルにドギマギしているジェロだが、それを誤魔化すように話題を変える。
『リバイモン、フェニルスって悪魔を探して貰うのってどうなっている?』
『ん?興味あるのか?悪魔と結ばれたいのか?ヴァルか?』
『リバイモン!』
珍しくヴァルが強く反応する。
『冗談だよ。確か転生者だとか魔法カードだとかで聞きたいことがあるんだったよな?もうこっちの世界で話は聞かないから魔界で探しているところだ。大人しくしているみたいでなかなか噂も聞かない。まぁ気長に待っていてくれ』
『気長の期間を間違えないでくれよ。悪魔と違って人間の俺には寿命があるんだから』
『リバイモン、彼女が産んだ魔族や子孫の魔人から辿れない?』
『ヴァルの言うとおりだな。頼むな』
『交換条件で、ワイバーンの方も良いか?』
『そういえば、その話だったな。あの山脈からこっちは俺の領地になったから、騒動を起こさないようにな』
『魂と魔石はリバイモンがとるけれど、素材が勿体無いわよね。ジェロが行くって話なら自分で狩ったことにして素材も売れるのに』
『それで行く予定か。仲間達の装備の強化にもできそうだし、適当に行ったことにするか』
『時期の都合など合わせないが、魔法の袋を預かったら入れておくぞ』
ハポリエルはAランク魔物を狩れるほどは強くないため今まで通り素材が無駄になってもマシではあるが、よく考えると勿体無いので一応は魔法の袋を預けることにする。
次にアナトマに会ったときに1辺が10mの立方体になる収納袋を追加で2つ注文しつつ、さらに大きな物が入荷したら購入する旨も伝えておく。
ちなみに、ジェロが一人の時にヴァルが姿を現すのは人間サイズに変わり、ジェロの挙動が変化するのをヴァルがからかうようになったが、ジェロ自身もどこかではそれを楽しむ感じであった。




