ガニー東部でのワイバーン対応2
午後になってもワイバーンはこちらに来る気配はなく、数がかなり減って来たドレイクの対応をするだけのジェロたち。
日も落ちかけて疑問に思っていたところで、ワイバーンの半分ほど5体だけがこちらを目指してやってくるのが見えた。
「ワイバーンが5体、こっちに来ているよ。みんな集まって!」
油断して少し散らばっていた仲間たちに注意喚起を行い、自身は≪飛翔≫のまま待ち構える。
『ヴァル、ハポリエル、リバイモン。左から順番に1体ずつ受け持って貰えるかな』
『ハポリエルのフォローは私がしてあげるから心配しないで』
『ありがとう。俺は右から2番目を』
「みんな、一番右に集中攻撃をしながら、敵の攻撃は何とか逃げてね。攻撃よりも回避優先で!」
「そんな!ジェロ様は?」
「俺は大丈夫、左の方からやっていくから」
ワイバーンの5体も横一直線で並んで飛んで来るわけで無いため、先頭の方から≪結界≫と≪氷壁・改≫で行動を制限し、その勢いを削いだところで≪氷結・改≫≪氷槍・改≫などを当てていく。
以前に皇国の国境付近の山で戦った時と違い、攻撃対象が分散しているためトドメを刺すまでは行かないもののかなりなダメージを与えて落下させたりふらつかせたり出来ている。
一方、一番右の仲間たちに任せたワイバーンは逆に、アルマティやリスチーヌだけでなくマドロールたち皆の能力が向上していることもあり、さらに2人が≪飛翔≫して攻撃することで他の者の射線の邪魔にもならないため、あっさりと仕留めることが出来ていた。
「ジェロ様、お手伝いいたします!」
ハポリエルに任せて仕留めきれていなかった1体に対して、アルマティたちの攻撃目標が切り替わることで、最終的には5体とも無事に仕留めることができた。




