ガニー東部でのドレイク対応2
夕方になり皆の疲労も溜まってきたところで、北の方にいったん引き上げるジェロ主従。
「みんな、お疲れ様。今日はハイオークをほぼ対処できたから、しばらくはガニーも安全だよね」
「はい、残ったゴブリンやオークまでなら何とかなるかと」
「それで時間稼ぎして貰って。ドレイクは足が遅いから焦らなくてもこのペースで減らしていけば大丈夫だよ」
「怪我はあまりせずに済んでいるのですが、魔力の消費が半端なくて。魔力回復ポーションをもっと頂けますか?」
「そうだね、はい。でも、みんな無理しなくて良いからね」
確かに魔力回復ポーションの使用はジェロに片寄した方が効果的だと思ってしまうが、ジェロの意図は違った。
「ほら、夜になったからレイスを使えるでしょう?」
「あ!」
「炎ブレスにやられて減らされても、所詮はハイオークの死体から作っただけだから、もったいなくないしね」
「流石はジェロ様」
その言葉の通り、夜になり動きがほぼ無くなったドレイクに対して、ハイオークの≪死霊≫レイスをばら撒くのと合わせて、≪石人≫のゴーレムも適当に置いてまわる。
「あまり難しい命令はできないけれど、ここには味方が居ないから適当で良いよね。みんなもしっかり寝ようね」
「確かに、適当な魔物程度ならば戦馬たちが蹴散らしてくれるし、明日も大変だろうから休ませて貰おう」
朝になり残った≪死霊≫レイスと≪石人≫ゴーレムを回収しにまわると、夜の間にそれなりにドレイクを倒していた結果の死体も転がっていた。
「ほら、このペースならばガニーに到着するまでに倒せるよ、きっと」




