ガニー東部でのドレイク対応
以前、モーネ王女を救出してベルカイム王国に入国する際にも山でドレイクたちと対峙していた一行。
あの時はドレイクの数も少なく、イドたち家臣の成長を見守るためにも対処を任せていたが、今回の数はそういうわけにいかない。
「Bランク魔物があの数か。これはガニーの街に行かせるわけには行かないな」
「何としてもここで食い止めるぞ!」
仲間たちの士気も高いが、1対1では少し不安の残る者たちも居る。
硬い鱗に覆われた大きなトカゲのようなドレイクに対して、エヴラウルの弓矢など相性が悪い者たちには中級攻撃魔法のスクロールの使用制限もなくし、特に氷系の魔法の使用を推奨する。
≪飛翔≫もできるアルマティとリスチーヌはジェロと共に≪氷槍≫や≪氷結≫などで足止めをしたり、仲間たちの攻撃の手助けをしたりする。ドレイクの炎ブレスも危険なため、≪氷壁≫も多用している。
ジェロは引き続き≪石人≫のゴーレムも使用して仲間を守らせている。
『高ランク魔物が多数だから、ハポリエルとリバイモンも張り切っているわよ』
『昨日のハイオークの数も結構だったけれど、これはご馳走なのかな。戦争のときほどでなくても』
『そうね。戦争のとき、結局あまり死者は出なかったでしょ?ザーローネ近くの国境くらいで。ジェロのやり方は理解しているから恨み言ではないわよ。ここで稼いでいるわよ、ってだけよ』
『そうか、みんなが傷つかないように上手く手伝ってくれると助かるよ』
戦馬バトルホースの脚力を活かした仲間たちにとって、鈍足なドレイクは範囲攻撃の炎ブレスにさえ気をつけていると何とか対処できているが、数に押されている。




