ガニーの東部3
まっすぐガニーの街から東に進んでしまうと、低ランクの魔物と遭遇し続けることになるのと、点在している冒険者や領軍たちの邪魔になりかねない。
バトルホースの脚力を活かして、かなり北側に大回りする。まだこのあたりは平原であることから視界が開けており、≪望遠≫魔法でないと見えないぐらい離れて進んでいたが、
「ハイオークが見えて来たから、そろそろ良いかな」
と南下する。
「ジェロ様、ここは我々の成長をご覧ください」
イドが発言して来たように、8人それぞれが攻撃魔法を発動させた後は、それぞれの武器を手に持ちハイオークの群れに飛び込んでいく。
流石に魔法中心のアルマティやリスチーヌは、と思ったのだが、彼女たちも近接武器の練習もしていたようで、各々が魔剣を発動させて氷や炎をまとわせた武器で斬り込んでいく。
『あら、いつの間に』
『頼もしい仲間たちだね』
適当なところで切り上げて戻ってきた仲間たち。
「いやぁ、みんなすごい!びっくりしたよ」
「頑張っているでしょう?」
「うん。じゃあ、今度は俺だね」
「え、ダメですよ!」
ジェロが1人で≪飛翔≫しようとすると、アルマティとリスチーヌがついてくる。
上空からのため、ハイオークの群れの中の方にも行け、そこでヴァル、ハポリエル、リバイモンの悪魔たちもこっそり手伝って貰い、多くの≪爆雷≫≪雷撃≫などを発動させて、周辺のハイオークたちを殲滅させる。
「うーん、まだまだジェロ様に追いつけないわね」
「負けてられないからね。それより、みんなハイオークの死体を回収してくれるかな」
ストックしていた≪石人≫をいくつも発動させて、ハイオークの相手をさせている間に、仲間たちと一緒に死体を次々と回収する。




