ガニー帰還パーティー
ガニーに帰還した夜には、イドの奥さん、レナルマンの奥さんになる人を呼んで、屋敷の食堂で身内だけの食事会を行う。事前準備はできていないので、街から出来合いのものを買って来て並べたものが主である。
「フロ姉も、孤児院の子供達と一緒に来てくれたら良いのに」
「今日はダメよ。ジェロの仲間の皆さん、その家族で、ね。隣なんだからまた今度誘ってね」
『フラれちゃったわね』
『仕方ないか』
「では、テルガニ伯爵主従の無事の帰還を祝って、乾杯!」
イドが音頭をとりパーティーが始まる。
「私まで参加させて頂いてよろしかったのでしょうか。それにあの様な立派な家まで頂けるとのこと」
「もちろんです。それよりも長くレナルマンを連れまわしてお待たせしてしまい申し訳ありませんでした」
「ジェロ様、それは良いんですよ。私達、今日からあの家に住まわせて頂きますね。ありがとうございます!」
レナルマン夫妻がまずジェロのところに挨拶に来て、そのあとは仲間達のところへも会話に行っているようである。
ジェロはこっそりとイドのところに近づく。
「で、あの2人の状況は?」
エヴラウルとジョジョゼの2人の方を示しながら、一緒の家に住む話にまで進んでいないのかを確認するためである。
「まぁ相変わらずですね。様子見をすれば大丈夫ですよ。それよりもジェロ様の方こそ、そろそろどうなんですか?」
「え、俺?上手くいかないもんだよね……」
「はぁ……」
イドにはため息をつかれたところで、リスチーヌたちが寄ってくる。
「ジェロ様、ぜひ私の部屋にもお越しくださいね。隣の建物なんですから。それとも本邸にお部屋を頂けますか?お一人では寂しいでしょう?」
「いや、大丈夫だよ。気遣い、ありがとう」
「……」




