新たな古代魔術2
翌朝、開店時間を見計らってアナトマから魔銀から購入する。
「あのどれかが魔道具関係だったということですね。もし上手く製作できるようになれば、是非とも我々の店にも納品くださいね」
と念押しされてしまう。
「さぁ、ガニーに向けて出発しますよ」
新たな魔法習得に気が取られているジェロが落馬しないか心配な家臣達。
その心配は現実にはならなかったが、移動の休憩時間に街道沿いで≪石壁≫を作った石材をいくつか組み合わせた≪石人≫や、地面から生えた根がその≪石人≫を巻きつける≪根縛≫を試すジェロには呆れてしまう。
「ほら、いつ他人が通るかもしれないのですから、もう少しあちらで」
「わかった、わかった。アルマティ、この木魔法も練習対象にしておいてね」
注意喚起に対しても適当で、さらに≪刻石≫の練習まで始めようとするジェロに対して、
「それは外でなくてもできますよね。早くガニーの街に帰りましょうよ。今日中に着けませんよ」
と家臣達は急かす。
帝国軍が山越えでガニーの街を襲った後の復興途中、ジェロ達の屋敷を建設中に街を離れてからながく帰ってないのである。
イドは奥さんとの家を作りかけのまま離れたわけであるし、ジェロの屋敷は土地しか確保できていなかった後がどうなっているかも気になる。
家臣の多くはガニーの街の出身であり、なんだかんだと帰郷が楽しみなのである。
『ジェロ、良い加減にしないと皆んなが呆れているわよ』
ヴァルにまで指摘され、戦馬バトルホースで速く駆け出すジェロであった。




