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転生プログラマーは結婚したい  作者: かず@神戸トア
目立たないギルド裏方

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応援駆け付け3

ガニーの街からモージャンの街の間は街道も整備されており、馬車に乗っての移動であるので、特に何もすることは無い。各馬車の御者も道なりに進むだけであり、都度の休憩での馬たちへの水や食糧補給、フンの始末などだけである。


そうなると暇を我慢できない冒険者たちが騒ぎ出す。

「なぁ、移動するだけだし、つまらないから酒でも貰えないか?」

「今から魔物退治に行くのだから、そんなものは提供できない」

「所詮はオークやゴブリンだろ。今回参加しているCかDランクの俺たちにしたら酒を飲んでいても倒せるぞ」

「モージャンの冒険者たちもそう思っていたはずだが、他の街に応援を依頼しているのが現状だ。この辺りでは格上の街の、たくさん冒険者が居るギルドが、だ。気を抜いてはいけない」

「け、つまらないな」

なんとかおさめている上司メオンが非常に頼もしく思えるジェロである。


流石に野営の夕食の際には、酒もゼロであると揉めると思ったのか、メオンも希望者それぞれに一杯だけ振る舞っていた。

「なんだ、あるんじゃ無いか。もっとくれよ」

「調べても良いが、これだけしか用意していない」

「よーし、じゃあその一杯を賭けるとするか」

冒険者同士がそのお酒一杯を掛け金に賭けをすることまでは止めない。ある程度勝てた者が居ても悪酔いするほどでは無いであろうし、飲めなかった者がシラフであれば、魔物の襲撃への対応もできるはずである。とはいえ、30人もの冒険者が居る集団に襲撃してくる魔物や盗賊がいるとは思えないので、結局は皆が気を緩めている状態ではあった。


そしてその通り無事に夜も明けて、次の日も平穏に移動して行く。


しかし、もう少しでモージャンの街に着くと思われる、2日目の午後に街道の先でトラブルが発生していた。


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