家臣達の決意
「マドロールも来たな」
ジェロが部屋でヴァルと悪魔召喚の相談をしている間に、別部屋でイドたち8人も集まっていた。
「皆、分かっていると思う。俺たちはこのままではダメだ」
「分かっているけれど、どうしたら良いの?」
「ジョジョゼ、それを相談したい。きっとジェロマン様は今も自室で訓練をされているのだろう。俺たちは何をすれば良いのだろうか」
「ジェロマン様が魔人の恨みを買ったことから、これからも魔法戦力は必要になるだろう。ただ、ニースコン手前で帝国兵たちと戦闘になったように、一般戦力も必要だろう」
「ということは、戦える家臣、従士を増やすのが良いのか?」
「子爵様なのでそれも必要だとは思うが、今は冒険者的な行動が多いから、単に人数が増えても邪魔だろうな。それにジェロマン様はまだ人が増えることを苦手に思われているようだし」
「じゃあ、今ここに居る8人が強くなるしか無いのか」
「そうなるよな。正直、ジェロマン様は我々に隠されている秘密もありそうだよな」
「やっぱり、そう思うよね。独り言も多いし、この前の魔人のとき、気絶されているのにこちらの魔法の手数が多かった気がするのよね」
「あの方の性格は皆も分かっている通りだから、そういうところを突っ込んで聞くと引いてしまうだろう。それよりももっと頼って貰えるようにするしか無いよな」
「魔法というとアルマティが一番だがどうだ?」
「はい、私も≪飛翔≫が出来るようになるだけで、ジェロマン様の負荷が減っていたと思います。早々に習得できるように引き続き頑張ります」
「そうね、私もアルマティに負けていられないわ。上級、それから古代魔術も頑張らないと。ジェロ様の隣、一番の座は私が奪還するわよ」
「レナルマン、魔法がそれほど得意でない俺たちも魔法を頑張った方がいいのか?」
「コンスタン、魔法を頑張った方がいいのも確かだが、武技を追加取得するなどでも良いと思うぞ。武技でも、片手剣なら≪飛斬≫のように遠隔攻撃の手段もある。魔法攻撃にそれらを取り混ぜるのは価値があるだろう。短剣投擲でも良いだろう」
「そうか、俺も両手剣だけでなく、他の武器も試してみるか。魔法の収納袋も頂いて色々と持てるようになったからな」
「エヴラウル、私たちも頑張るわよ」




