モージャンでの情報収集2
ニースコンから先に進もうとしたギャストル王子達に対してヒルデリン王子は恐怖から嫌がったのだが、ギャストル王子は怒りヒルデリン王子1人をニースコンの領主館に残して世話人を含めたモーネ王女達を連れて出発してしまったらしい。ニースコンに集まっているコンヴィル王国の将兵も待機を命じられたらしい。
オンハルト王太子が先にラーフェン王国領土に切り込んで行き、その後をギャストル王子とモーネ王女の馬車が外交官達の馬車と共について行った。
しかしオンハルト王太子の部隊だけでムスターデ帝国の将兵に勝てるわけが無く、王太子1人が逃げ帰って来たので、ギャストル王子も直ぐに引き返すよう指示する。しかし、巨大な使節団なので動きは遅く、帝国兵に追いつかれる。使節団の護衛であった王国騎士団員や王国魔術師団員が何とか対応しようとするが、オンハルト王太子がさらに1人で逃げて行くのを見て、ギャストル王子もジュリユー準男爵だけを護衛に連れて先に逃げ出す。その途中で、ギャストル王子は自分の馬を木の根に引っ掛けて転倒、骨折させたので、ジュリユー準男爵から馬を取り上げて1人で先に逃げる。
そう、ここまでで理解できたと思うが、そのジュリユー準男爵が負傷しながら追尾を振り切りニースコンに徒歩でたどり着いて、ここまでの情報が分かったという訳だ。
オンハルト王太子、ギャストル王子、モーネ王女、外交官のムラン伯爵やカルカイム子爵の行方は分からない。
王都にも分かっている範囲の情報は送っているが、返事は当分来ないだろう。この状況では、ニースコンの将兵達だけで救出作戦として開戦することもできていない。
ヒルデリン王子が姉のモーネ王女やジェロマン殿の名前を呼んで泣いているらしいので、ニースコンに向かって欲しい。
一度使節団から外したユゲットとジャクロエに何人か付けて、ヒルデリン王子のために先に送り込んでいる。




