ガニーの復興支援3
その後はメオンと領主が帝国兵の攻めてきた時間や経緯、場所等の記録の話をしている中で、空を飛んで戦っていたジェロが認識できたことの補足を求められて、分かることだけを説明する。
「色々と助かりました。これで王都へ報告しておきます。国境に接していないからと甘えていたこと、ラーフェンが陥落して敵性国家が近づいていたことを正しく認識できていなかったこと、反省するばかりです。これで対策も講じるようにします」
「ジェロ、お前の家臣達、昔は魔法なんて使えなかったのに。今回は助けられた。今日も引き続き手伝って貰えるのかな?」
「はい、使節団の護衛も免除されましたから、皆と手分けしていきますね」
「そうか、助かる。復興に目処がついたらジェロの屋敷、逆に手伝わせるからな」
「ありがとうございます」
譲渡された土地の全体像の把握にも行きたいところだが、仲間達と手分けして街をまわり、崩れた家屋の撤去のために魔法の袋を使ったり、瓦礫を≪粉砕≫したり、建て直しのための土地では≪土壁≫≪石壁≫を活用して整地したり、ジェロとその仲間達は活躍の場が色々とあった。
『魔法の応用が上手いわね』
『あぁ、イメージを訓練するにも良いし、良い勉強だな』
ちなみに“ガニーの英雄様”の容姿が、革鎧で刀と知られてしまったようで、バレないようにそれらは魔法の収納にしまった上で黒ローブに着替えたのだが、育った街であり顔を知る者が居るだけでなく、そこまで上位の魔法使いは居なかったので結局はバレていたようである。知人は人見知りの性格と知っているし、他の者たちも意図がわかったので騒ぎ立てることなく活動を見守るだけになってくれていた。




