魔人アズキアス2
「ジェロマン様!」
冒険者ギルド付近の地上に降りると、追いついて来た家臣8人が居ることもわかる。さらにギルドの建物からは、ギルドマスター代行のメオンが出てくる。
「メオン、この男は冒険者なのかな?」
「は、ガニー男爵。この方はジェロマン・テルガニ子爵で、金級冒険者であり冒険者ギルド職員です」
『え、ここの領主?面倒な予感が……』
「これは失礼しました、テルガニ子爵。ガニー領主のルーセル・アルカン・ガニーです」
「こちらこそご無礼しました。ジェロマン・テルガニです」
「早速で申し訳ありませんが、その魔人をお引き渡し願えますか?ガニーの街にこれだけのことをした報いと情報収集をさせて頂きたく」
「……メオンさん?」
「領主様、報酬は望みのままでよろしいでしょうか?王国貴族としてではなく冒険者として街の防衛依頼に応えたので、特別報酬を上乗せ頂きたいのですが」
「ほぅ、そういうことか。分かった、メオンに妥当なところを決めて貰おう」「感謝します、金級冒険者のテルガニ殿」
「では、こちらをどうぞ」
領兵に拘束した魔人を引き渡す。
「領兵達!残存の帝国兵を片付けつつ、傷ついた住民の救済、消火などすることはいっぱいだぞ。皆、助かった命だが、もう一踏ん張りを頼むぞ!」「メオン、冒険者たちにも追加依頼だ。頼むぞ」
「かしこまりました」
「皆、私たちも住民を助けてまわりましょう」
「かしこまりました」
既に帝国兵たちと戦闘した気配もある家臣達と一緒に街をまわり、回復魔法での治療や、水魔法での消火活動など行い目処がついた昼頃に、焼かれずに残っていた宿屋で死んだように眠りにつく。




