ガニーへの別れ
「まぁモージャンからガニーは、馬車で2日、早い馬なら1日程度だから、何かあればすぐに帰って来ればいい」
「メオンさん、ガニーの冒険者ギルドの事務仕事、本当にすみません」
「あぁジェロの後輩のリスチューもだいぶ成長して来たし、何とかまわっているから気にするな」
メオンが言うようにガニーとモージャンの距離程度ならばいつでも帰って来られると割り切り、モージャンに戻ることにする。
家臣達も家族に会うなど、必要な用事はいったん終わらせることができたようである。
「ジェロマン様、仕官させて頂いて本当にありがとうございました。貴族様の家臣に出世したと、家族達から尊敬されるようになりました」
「うちもそうです。やはり冒険者稼業はなんだかんだ不安だったようです」
「今度は結婚を急かされてしまいました」
「いや、こちらこそ皆ありがとう。私も育てて貰った孤児院で褒められたよ」
「そうだ、皆、モージャンだけでなくガニーにも拠点があった方が良いかい?家族に会いに来やすいし。でも普段はモージャンに居るなら空き家になってしまうか」
「そうですね、良いかもしれないですね。モージャンが本拠になるならば、小さめの屋敷でも良いですし。空き家の管理が心配ならばウチのに掃除させますよ」
「ウチの?あぁ、イドが尻に敷かれていたあの女性?」
「尻になんか敷かれていませんよ!まぁあの彼女なら任せても大丈夫かと」
「そうなの?正式に家政婦として雇われてくれるのかな?普段は何をしているの?」
「え?子爵家で雇って貰えるならば今の仕事なんて」
「あ、それならばウチのも」
「レナルマン、いよいよ身を固めるのか?」
「長期不在にしたから余計に心配させたみたいで」
「イドもレナルマンもならば、少し大きめの屋敷にして住み込みにする?金銭面は余裕があるから心配いらないし」
「ジェロマン様!ぜひご検討をお願いします」
「じゃあこれからも時々戻って来て場所や設計を相談しようか」




