合同コンパ再会
「え!?本当にいらっしゃったの?」
「見た目はそんなに変わっていないですね」
想像通り、ガニーに居た頃にヴィクシムが設定した合同コンパのメンバ、ヤンクイユ商会の女性職員のブリジョゼ、ジェリーヌ、そしてエマニックが待っていた。ジェロがヴィクシム、バスチャンと一緒に席についたのを見届けたリスチーヌ達は静かに隣のテーブルに着席する。
「ジェロマンさん、子爵様なんですよね?」
「えぇ、なぜかそうなりました」
「こんな会話していて良いんですか?」
「良いんじゃないですか」
「やはりお前は偉くなると思っていたんだよ、なぁジェロ」
「調子いいんだから。でも本当、ジェロマンさん、玉の輿を狙っていいかしら?」
「ジョリーヌ!私たちはそんな口調も本当はダメな方よ!」
「良いんですよ。変わってしまった方が寂しいですよ」
『今なら選び放題じゃないの?』
『いやいや揶揄われているだけだよ』
「ジェロマンさん、どこに拠点を構えるんですか?」
「仲間達が冒険者だからダンジョンのあるモージャンにする話をしているところだよ」
「そうですか。あの孤児院、街でも端の方だから横の土地が大きく空いていますよね」
「確かに空き地だよな。誰の土地なんだろう?」
「今度フロ姉か誰かに聞いておきますね」
「エム、ありがとう」
「ところで、後ろの綺麗な女性3人はどなた達なんですか?」
「あ、紹介しますね。リスチーヌ、アルマティ、マドロールです。1人では出かけさせて貰えなくなりまして」
「そうです、色々とご自覚頂かなくては」
「あらあら、そう言うことですか?」
「そう言うことですよ」
『怖い戦いが始まっているわよ』
『大丈夫だよ、きっと……』




